大学入学希望者が地方回帰
毎日jpが7月31日に掲出した「地方私大:入学者増 不況で地元回帰? 」〔加藤隆寛〕は、私立大への今年度入学者は、昨年度比で、中国、東北などの地方で増え、都市部で減っていることが日本私立学校振興・共済事業団の調査で分かったと報じる。有名大規模校に人気が集中し、地方校が苦戦してきた近年の二極化傾向に変化が見られ、同事業団は「景気の悪化で、仕送りなど経済的負担がかからない地元校を選ぶケースが増えたのでは」と分析しているとか。通信制などを除く私大570校を調査したもので、全国を21地域に分けて入学者数が前年度から増加したのは、▽中国(広島除く)5.2%増、▽東北(宮城除く)4.8%増、などとなっており、一方、東京は入学者が0.5%減少。他に減少したのも神奈川1.3%減など主に都市部だったとか。定員3000人以上の大規模校の志願倍率は3年ぶりに下落し11.6倍(前年度比0.3ポイント減)、志願者も1万4000人余り減っているとのこと。同事業団はこうした傾向について「景気悪化による一時的なものなのか、今後も続くかは不明」としているとか。一方、入学者が定員に満たない私大は全体の46.5%(265校)で、過去最多を記録した前年度(47.1%)よりやや改善されていて、定員充足率50%未満の大学は2校増え31校になったとのこと。