未払い賃金の立て替えが21年度は6年ぶりの額になりそう
朝日は5月8日に「未払い賃金、国の立て替え急増 08年度下半期37%増 」を掲出。
記事は、勤め先が倒産して賃金を受け取れなかった人に、国が未払い賃金を立て替え払いする制度の利用が急増しており、20年度下半期の立て替え請求額が、上半期より37%増えて167億円に達したと報じる。景気悪化で企業倒産が増えていることから、新年度も請求が膨らんでおり、厚生労働省は補正予算案に関係費用の増額を盛り込んだとの由。この制度は、法的整理に入るなどした企業の働き手に、未払い賃金(ボーナスを除く)の8割、最高296万円を労災保険から支払うもので、20年度通年では、支給者数が5万4422人、立て替え額は計248億円で、ともに前年度より6%増えたとのこと。1人あたりの平均額は45万6千円だったとか。業種別では、製造業が立て替え総額の24.6%(前年度22.7%)を占めて最も多く、続く建設業も22.1%(同17.6%)となっており、企業規模別では、従業員300人未満の中小・零細企業が立て替え総額の92.5%を占めたとのこと。21年度も想定を上回るペースで請求が増えており、厚労省は21年度当初予算で186億円を計上していたが、補正予算案で72億円を積み増しており、立て替え総額は15年度以来6年ぶりに300億円を超す見込みとか。