21年度補正予算の基金を「ばらまき」と日経は表現 | 公会計の動向

21年度補正予算の基金を「ばらまき」と日経は表現

 日経が5月1日に掲出した「政府、補正に「基金」4.3兆円 46種「ばらまき」批判も 」は、政府が追加経済対策を計上した21年度補正予算案で、総額4兆3000億円に上る46種類もの「基金」をつくることが、1日に閣議決定した答弁書で判明したと報じる。地方自治体などにお金をプールし、複数年度の支出を確保する狙いだが、予算が過剰に積まれたり、お金の使い道が不透明になるなど財政規律を損ねる懸念があると記事は評する。日本の予算制度は、単年度ごとの予算について国会の承認を得るのが原則となっていて、補正予算でこれだけ多くの基金を設けるケースは異例であり、野党などから「ばらまき」との批判が強まる可能性もあると記事は伝えるが、「ばらまき」と基金との関係は明示していない。基金はばらまかずに溜め込もうとするものであり、「ばらまき」との表現は問題の本質を見失うもの。答弁書によると、46基金のうち22が農林水産分野で計7000億円を計上しており、1兆円の農水予算の7割を基金方式に頼った計算とか。競走馬の種馬を生産する農家向けの基金に50億円を積むなど、各事業に「薄く広く」予算を計上したとのこと。社会保障は、非正規労働者への再就職支援(7000億円)など11の基金に計2兆8000億円を盛り込んでいるとか。