生活保護の増加に合わせて不正受給も増加 | 公会計の動向

生活保護の増加に合わせて不正受給も増加

 東京新聞は10月7日に「生活保護の不正受給92億円 07年度、1万6千件」〔共同〕を掲出。

 記事は、収入があることを隠すなどして不正に受給された生活保護費が、19年度(速報値)は前年度に比べ、約2億円増えて約92億円となり、件数は1300件増えて約1万6000件に上ったと報じる。生活保護の受給世帯が急激に伸び始めた9年度以来、11年間で金額、件数とも過去最高となったとか。不正受給の背景には、バブル崩壊後に、低所得者が増えるなど格差が拡大した影響で、生活保護世帯が増加していて、19年度には月平均で110万世帯を超えて過去最高となり、これに比例して不正受給も増えている実態が浮かんだと記事は伝える。不正防止に目を奪われ、生活保護が本当に必要な世帯の受給が妨げられるようなことがあってはならないとの指摘も出ていると記事は伝えてみせる。給与明細を改ざんされ、ケースワーカーが定期的に訪問しても気付きにくい例もあり、厚労省は自治体に対し、税務当局の協力を得て受給世帯の課税状況などを調べ、不正発見につなげるよう求めているとか。