破綻金融機関の国民負担は10兆4326億円 | 公会計の動向

破綻金融機関の国民負担は10兆4326億円

 読売は9月4日に「銀行への公的資金、7割の8兆7548億円返済済み」を掲出。

 記事は、国が大手銀行や地方銀行などへ資本増強のために注入した公的資金(12兆4274億円)のうち、今年3月末までに返済された累計額が、注入額の約7割にあたる8兆7548億円になったと預金保険機構が4日発表したと伝える。株価の上昇で国の株売却益も1兆2724億円に達しており、2007年度内に返済額の累計が9兆円を突破するのは確実とのこと。発表によると、06年度に返済された公的資金(元本ベース)は前期比43・5%増の3兆1124億円と年度ベースで過去最高で、3メガバンクが計2兆円以上を返し、公的資金を完済したのが主因とか。今年3月末で公的資金が残っているのは、りそなホールディングスや三井トラストホールディングスなど15行で残高は計3兆6726億円となっているが、りそなや三井トラストなどは4月以降に一部返済しており、返済は9月以降も増える見通しとのこと。これとは別に、公的資金は破たん金融機関の処理にも投入されており、すでに10兆4326億円の国民負担が確定していると記事は伝える。