17年度の国の貸借対照表が発表された | 公会計の動向

17年度の国の貸借対照表が発表された

 毎日は8月25日朝刊として「国の貸借対照表:債務超過は289兆円 国債発行増え拡大--財務省、05年度発表」〔川口雅浩〕を掲出。

 記事は、財務省が24日、国の資産から負債を差し引いた17年度の「国の貸借対照表」をまとめ発表したと伝える。債務超過額は289・2兆円となり、16年度に比べて9・7兆円悪化したとのこと。17年度末の国債発行残高が527兆円(04年度末は501億円)と増えるなど、負債が拡大したのが主な理由で、財務省は「債務超過の悪化は、将来世代への負担の先送りを意味しており、財政再建が急務だ」としているとか。財務省は一般会計と特別会計を合わせた連結ベースで、企業会計の手法を取り入れた「国の財務諸表」を15年度決算から公表しているが、国の資産には、実際には売却できない国道や河川などの資産価値も計上されているため、実際の債務超過額は国債発行残高に近づくとみられると記事は評する。一方、国の業務全体にかかったコストの合計は、年金給付や補助金、地方交付税など17年度は122・7兆円となり、16年度の122・0兆円から、ほぼ横ばいだったとか。