日銀が金融危機時の取得株を10年かけて売却する方針
読売は7月31日に「日銀が金融危機時の取得株売却へ、10月から10年かけ」を掲出。
記事は、日本銀行が31日、金融危機を回避するために2002~04年に銀行から買い取った株式の、売却指針を発表したと伝える。株価に影響を与えないため、時期を分けて一定のペースで売却するとのこと。具体的な売却時期などは一般競争入札で選ぶ信託銀行に任せ、10月1日から売却を始めて、10年後の2017年9月末までに保有する全銘柄を売却するとか。日銀が保有する株式は2007年3月末時点で、簿価ベースで1兆7607億円、時価ベースで3兆6437億円にのぼり、1兆9000億円近い含み益があるとのこと。市場での売却を原則とするが、企 業の自社株買いやTOB(株式公開買い付け)で、例外的に個別売買に応じることもあり、TOBについては売却を委託する信託銀行と日銀が相談してガイドラインを定め、信託銀行が売買に応じるかどうかを判断するとか。日銀はTOBのガイドラインについて企業価値の向上に配慮することなどを求めており、裁判などの事例を参考に、企業価値を破壊する「乱用的買収者」には株式を譲渡しない方針とのこと。