日銀の経常利益が5年ぶりに1兆円を突破 | 公会計の動向

日銀の経常利益が5年ぶりに1兆円を突破

 日経は5月30日に「日銀の経常利益、5年ぶりに1兆円突破・06年度」を掲出。

 記事は、日銀が29日に発表した2007年3月期(06年度)決算によると、経常利益が前の期に比べ45%増え1兆524億円となり、5年ぶりに1兆円を突破したと報じる。保有する株式の売却益が膨らんだほか、外国為替相場が円安に推移したため為替差益も出たとのこと。法定準備金の積み立てなどを除いた7414億円を国庫に納付するとか。日銀は金融システムの安定や株安不安を和らげて不良債権処理を進めやすくする目的で、02年11月に銀行保有株の直接買い取りを始め、04年9月末までに約2兆円を購入しており、株式は原則として今年9月末まで売らないことにしているが、企業の自社株買いに応じる場合は例外として認めているとのこと。07年3月期は企業の自社株買いが増えたため、株式売却益は2175億円に達し、保有株式は減ったが、株価が上昇したため含み益は318億円増え、1兆8829億円に達したとのこと。10月以降に本格的に売却を進めれば、巨額の利益が発生する可能性があると記事は伝える。