公的資金に含み益
読売は3月30日に「公的資金の国保有株、一部売却を要請…りそなHD」を掲出し、りそなホールディングスが30日、国から注入されている公的資金2兆3725億円(簿価ベース)のうち、普通株式2937億円分の一部を市場で売却するよう、国に要請したと発表したと伝える。15年にりそなが実質国有化された際、国が取得した普通株式で、りそなの発行済み株式の約49・5%にあたるとか。国が普通株の形で金融機関に注入した公的資金を市場で売却するのは初めてと記事は伝える。普通株の形で注入されている公的資金の時価総額は約1兆7904億円で、簿価の約6倍になっており、現在の株価水準で全株売却できたと仮定すると、国は1兆4967億円の含み益を得ることになるとか。大量の株式を短期間で市場に放出すれば、株価への悪影響が予想されることから、国は、売却する規模や時期などを今後調整するとのこと。一方、三井トラスト・ホールディングスは30日、国から優先株の形で注入を受けている公的資金4003億円分のうち、370億円分を返済すると発表したとか。国が優先株を普通株に転換したうえで市場売却するとのこと。