政管健保19年度から赤字に | 公会計の動向

政管健保19年度から赤字に

 朝日は3月31日に「政管健保07年度から赤字に 保険料率引き上げの可能性」を掲出。

 記事は、社会保険庁が、中小企業の従業員らが加入する政府管掌健康保険(政管健保、約1916万人)の今後5年間の収支見通しを発表し、これによると、高齢化にともない給付費が増えるのに対し、保険料収入は伸び悩み、19年度は5年ぶりに赤字へ転落し、赤字を補填する積立金も早ければ21年度に底を突くとしているとのこと。15年度から8.2%(労使折半)に据え置いている保険料率を20年度にも引き上げる可能性があると記事は伝える。見通しでは、給付費などの支出は19年度の7兆2600億円から、11年度は7兆8600億円に増加し、一方、収入については、政府の経済見通しに基づき、成長シナリオと成長制約シナリオなどのケースを試算していて、成長シナリオでも、19年度の収入が7兆800億円にとどまる結果、1800億円の赤字となり、23年度には赤字は2300億円に拡大するとか。制約シナリオでは23年度の赤字は4400億円になる見通しで、基金は21年度に枯渇するとのこと。社保庁廃止・解体に伴い、政管健保の運営は08年10月に公法人の「全国健康保険協会」に移行するが、厚労省は公法人の準備金の確保も必要だとして、保険料率の引き上げを検討する方針とか。