衆院調査局が天下り先に対する国庫支出金額を調査
中国新聞サイトは3月30日に「天下り先に5兆9000億円 衆院調査、随意契約が大半」を掲出。
記事は、国家公務員の天下りを受け入れている約4600の民間企業や特殊法人に対して、国が18年度上半期で約5兆9千億円の補助金、契約金などを支払っていたことが、衆院調査局が29日にまとめた報告書で分かったと報じる。民主党が衆院に予備的調査を要請し、決算行政監視委員会が調査局に報告を命じていたもので、民主党は「天下り先に対する過剰な優遇」と削減を要求する方針とか。報告書によると、昨年4月1日現在、中央省庁からの再就職者約2万8千人のうち役員クラスが約1万2千人で、天下り先の約4600の企業、団体に支払われた金の内訳は補助金などが約4兆1千億円、国との契約金が約1兆8千億円だったとか。契約金のうち、入札を実施しない随意契約が約98%に上ったとのこと。文部科学省が所管する団体に支払われた額が最も多く、総額は約1兆4700億円で、以下、経済産業省所管の約1兆200億円、財務省所管の約1兆100億円の順とか。天下りを最も多く受け入れているのは国土交通省所管団体で計約6400人で、補助金などの総額は約8600億円とのこと。財務省所管団体に対する支払いのうち、国との契約金が約9700億円を占め、そのうち随意契約が約99%に上っており、文科省所管団体との契約は約2200億円で、約99%が随意契約とか。防衛省(契約金約3200億円)と国交省(同約2500億円)はそれぞれ約97%、経産省(同約200億円)は約96%が随意契約だったとか。民主党の松本剛明政調会長は報告書を受け記者会見し、「契約見直しや価格の適正化により3、4割の削減は可能だ」と指摘し、国会審議で追及していく考えを示したと記事は伝える。