議員遺族への弔慰金
読売は3月17日に「6県2政令市で議員遺族に高額弔慰金、最高260万も」を掲出。
記事は、読売新聞の集計によると、地方議員やOBが死亡した際、通常の香典や供花とは別に「弔慰金」として遺族に現金を支給している自治体が、全都道府県・政令指定都市中に6県2市あると報じる。13~18年度の支出を見ると、最高260万円の弔慰金が支給されており、このうち弔慰金支給を条例で定めているのは2県だけで、残りは内規や慣例に基づいて支出しているとのこと。読売新聞が47都道府県と15政令市を対象に調べたところ、茨城、栃木、奈良、香川、愛媛、長崎の各県と、北九州市が13~18年度、現職議員19人の遺族に計2025万円を出しており、愛知県と仙台市は議員OB計22人の遺族にも計84万円を出していたとか。うち茨城県は今年3月に制度を廃止したとのこと。多くの自治体は議員が死亡した場合、首長交際費や議長交際費から香典や供花を出しているが、弔慰金はこれとは別に、功労者への謝礼金などに使う報償費や予備費から支出されることが多いとか。このうち奈良県は、1期目の議員が死亡した場合は報償費から70万円を支給し、当選回数が1期増すごとに20万円ずつ加算しており、このほか〈1〉在職25年以上〈2〉正副議長の現職か議長経験者〈3〉公務中の死亡――の場合には50万円を加算するとのこと。14年に議長経験者の遺族に260万円が支出されるなど、13年度以降の支出総額は830万円にのぼっているとの由。長崎県の場合、1期目の現職議員は150万円、1期増すごとに10万円ずつ加算し、さらに在職10年以上の議員には年数に応じて10~35万円を加算して払っており、16年8月に死亡した1期目の県議の遺族に150万円、14年9月には6期目の議員の遺族に220万円を支給していたとの由。北九州市では、1期目の議員に70万円、2期以上の場合は100万円を払う制度で、6年間に3人の遺族に300万円を出したとか。香川県の場合は、現職だけを対象とし、1か月分の議員報酬(約80万円)と費用弁償(約15万円)の合計金額を支給しているとのこと。こうした弔慰金の支出を条例で定めているのは愛媛、長崎の両県だけで、茨城、栃木など4県と仙台、北九州市は財政課などの「内規」で支出し、奈良県の場合は内規もなく「慣例」で公費支出してきたとのこと〔だけど計算式はある??〕。弔慰金支給はかつては多くの自治体が行っていたが、90年代初めごろから「社会常識を超える額」「議員らを特別扱いはおかしい」などの批判が噴出し、1件で約1000万円を支給していた福岡県は11年に、最高300万円を支給していた山口県は13年に廃止しているとか。読売新聞に対し、現在も制度を残す6県2市のうち香川、奈良、愛知県と仙台市は「見直しを検討中」か、「検討予定」と回答したが、その他は「議員の功労に報いるためで適正」などと話しているとのこと。