40年国債が今秋に登場 | 公会計の動向

40年国債が今秋に登場

 産経サイトは2月8日に「40年国債、秋にも発行 初回500億円程度計画 財務省」を掲出。
 記事は、財務省が、今年秋にも過去最長となる40年債を発行する方針を決めたと報じる。初回の発行額は500億円程度を計画しており、1~2年程度で発行残高が1兆円程度になるように継続発行していくとのこと。長期債の比率を増やせば、短期の借換債の発行回数を減らせるため、利払い費の変動を小さくでき、また、現在の低金利のうちに超長期債を発行しておけば、将来の利払い費の増加を緩やかにできる効果も見込めると判断したと記事は伝える。40年債の具体的な発行頻度や1回あたりの発行額は、買い手となる金融機関に対する調査を実施して決定するが、財務省では、売買が活発に行われて投資家を引きつけるには、1兆円以上の市場規模が必要とみており、段階的に発行額を増やす方針とのこと。平成19年度には借換債も含めて143兆円の国債発行が計画されており、このうち、個人向けなどを除く市中発行額109兆円の一部を40年債とし、利率は30年債よりやや高い2・5~3%程度になる見通しとか。40年債のような超長期債をめぐっては、欧州の会計基準で将来支払うべき負債と現在保有している資産の償還期間をできるだけそろえるよう指導されており、需要は高まりつつあるとの由。財務省は、2カ月に1回発行していた20年債について、15年10月から毎月発行に変更し、1回ごとの発行額も段階的に引き上げており、18年度は8000億円にまで増やしており、また、年4回発行している30年債は1回あたりの発行額を18年度から1000億円増やし、6000億円としており、この結果、国債償還までの平均残存期間は、14年度で約5年半だったが、19年度は約7年にまで延びる見通しだが、財務省では「国債需要の分布からみて、これ以上の平均残存期間の引き延ばしは限界」と判断しており、新たに40年債を発行することで、平均残存期間を少しでも延ばす条件整備につなげる考えとの由。