国保の赤字が拡大
1月13日の毎日新聞東京朝刊に「国民健康保険:赤字、400億円拡大 収納率は10年ぶり微増--昨年度」〔吉田啓志〕の記事。
記事は、厚生労働省が12日、市町村が運営する国民健康保険(国保)の17年度財政状況(速報値)を公表したと報じる。全国平均の保険料収納率は、前年度より0・06ポイント増の90・15%で10年ぶりに上昇に転じたものの、市町村が赤字補てん目的で一般会計から繰り入れている金額などを除いた実質収支は3689億円の赤字で、赤字幅は前年度より401億円悪化したとのこと。収納率は東京23区など大都市部を中心に改善しており、厚労省は強制徴収の強化や、15年度からコンビニエンスストアで保険料を払えるようにしたことの効果が表れてきたと分析しているとか。しかし収支は、 加入者の高齢化に伴う給付費増などで悪化しており、保険給付費は前年度比6036億円増の7兆4427億円となり、総支出は5233億円増の11兆2222億円に達していて、一方、総収入は4913億円増の11兆3540億円で、見かけ上の収支は1318億円の黒字だが、繰越金や、赤字補てんのための一般会計からの繰入金(2576億円)などを除くと3689億円の赤字となるとのこと。積立金も825億円減り、4286億円に落ち込んだとか。国保収支が赤字だった市町村は全体の63・5%(1165団体)で、割合は前年度より4・7ポイント増えたとのこと。