三井住友FGが公的資金完済
10月23日付け日経金融新聞3面に「三井住友、公的資金完済を発表、9月末、国、売却益2000億円得る」の記事。
記事は、三井住友フィナンシャルグループ(FG)が20日、株券の引き渡しを含め公的資金の返済に関するすべての手続きを終了したと発表したと報じる。併せて公的資金(優先株分)の返済経過を発表し、それによると、国は優先株の転換価額の修正直前に一部返済を受け、約2千億円の売却益を得たとのこと。国が三井住友に注入した公的資金は優先株で1兆3010億円、劣後債で2千億円の計1兆5010億円で、このうち優先株について三井住友FGは、国に要請して優先株を普通株に転換してもらったうえで自己株式として買い入れる方式で段階的に返済してきており、今回の返済交渉で 焦点になったのは「10月1日」が優先株から普通株への転換価額の修正日にあたっていた点で、修正後は国の含み益が大幅に目減りすることになっていたため、金融庁と三井住友が協議し、一部を修正直前の9月28日に返済することで決着し、金融庁は国庫に2千億円の売却益を確保したとのこと。国が注入した三井住友FGの優先株の売却益は合計4400億円に膨らみ、結果的にみずほFGなどへの公的資金注入に比べて「高利回り運用」となったとか。三井住友FGは完済にあたり「1998年以来、公的資金に支えていただいたことにお礼申し上げる」とコメントしたとか。