米国の議会には予算局がある | 公会計の動向

米国の議会には予算局がある

 8月18日付け日本経済新聞朝刊7面に「米財政赤字、来年度から再び拡大、議会予算局見通し――中間選の争点にも」〔ワシントン=藤井一明〕の記事。

 記事は、米議会予算局(CBO)が17日に米国の財政赤字の見通しを発表し、それによると、2006会計年度(05年10月―06年9月)は税収が好調で前年度に比べ18%減の2600億ドルに縮小するものの、その後は高水準の支出が続いて再び膨らみ、09年度は3040億ドル、10年度は3280億ドルに達すると伝える。ブッシュ大統領は足元の赤字の縮小を実績として訴えるとともに、長期的な財政運営に楽観的な立場を取っているが、これに対し、民主党は赤字の再拡大を描くCBOの推計が「現実的だ」として財政見通しの厳しさを強調しており、11月の中間選挙に向けて論議が高まりそうと記事は評する。CBOによると、05年度に3180億ドルだった赤字は06年度にいったん縮小した後、07年度は前年度を10%上回る2860億ドルに拡大し、08年度は2730億ドルとなり、09年度から2年間、3千億ドルを超えるとか。税制は今後の政権や議会の意向によって改正があり得るため赤字の見通しも変わる可能性があり、また、イラク戦争の関連経費などが不透明な負担要因として残るものの、1946―64年生まれのベビーブーマー世代が大量退職の時期を迎えることも社会保障関連の支出増として長期的に響くとのこと。


 ちなみに、CBO はGAOと異なり、れっきとした議会の機関