介護保険の財政が安定化しつつある模様 | 公会計の動向

介護保険の財政が安定化しつつある模様

 朝日は7月31日に「介護保険、25%が赤字 423団体で借金392億円」を配信。
 記事は、17年度までの3年間に、介護保険財政の赤字の穴埋めのため、都道府県の財政安定化基金から借り入れをした市町村や広域連合が全国で423あったことが厚生労働省のまとめでわかったと報じる。借り入れの総額は約392億円で、介護保険制度がスタートした12年度から最初の3年間では735団体が約404億円借りており、市町村合併で団体数が減っているため、単純比較はできないが、借り入れの総額はわずかに減少となったことになるとか。介護保険制度では、市町村や広域連合が今後のサービス利用の見通しに基づいて3年ごとに保険料を決めており、利用が予想を上回って赤字になりそうだと、年度ごとに団体が財政安定化基金から借り入れ、次の保険料改定の時に返還していて、借り入れをした団体の割合は、17年度末までの3年間は全1681のうち25%、12~14年度は2863の団体のうち26%で、この割合もわずかに減少したとのこと。同省は、保険料の値上げのほか、4月から導入した「介護予防」の仕組みで介護給付費の伸びは抑制できると見込んでおり、今後、借り入れをする団体はさらに減るのではないかとみているとか。