地方税収増で18年度交付税はマイナス | 公会計の動向

地方税収増で18年度交付税はマイナス

 7月25日付け日本経済新聞夕刊1面に「交付税5.9%減、2年ぶりマイナス不交付、24団体増加、今年度」の記事。

 記事は、竹中平蔵総務相が25日の閣議で報告した普通交付税の内容について、景気回復が地方にも波及して地方税収が増えたことから、18年度の国からの配分総額は前年度比5.9%減の14兆9527億円と2年ぶりのマイナスとなったと報じる。交付税を受け取らなくても財政運営ができる自治体である「不交付団体」も24増えて171になったとか。普通交付税は国税の一定割合を、自前の収入だけでは財政を賄えない財源不足の自治体に配分する制度で、配分の内訳を見ると道府県が前年度比6.6%減の8兆4525億円、市町村分が同4.9%減の6兆5002億円で、義務教育費や児童扶養手当の国庫負担割合の引き下げなどで財政需要が増えたが、税収増で配分額が減ったとのこと。新たに不交付団体に加わったのは35自治体で、都道府県では常連の東京都以外に愛知県が14年ぶりに顔を出し、市町村で新たに加わったのは34団体で、愛知県下の名古屋、豊橋など9市が入ったとか。中部圏はトヨタ自動車を中心に企業業績が好調なうえ、愛知万博(愛・地球博)の開催効果もあり、法人税収の増加が各自治体の財政を潤したと記事は説く。