社会保険事務所の年金免除の不適正手続
読売は6月13日に「年金免除の不適正手続き、20万件超す…社保庁調査」を配信。
記事は、国民年金保険料の不正免除問題で、不適正な手続きは全国36都道府県で20万9136件に上ることが社会保険庁の調査でわかったと報じる。5月末に調査結果を公表した段階では、26都府県で11万3975件だったが、その後の追加報告などで、2倍近くに膨れあがったとのこと。このうち、被保険者本人の意思を確認せずに、無断で免除や猶予の手続きを行った悪質なケースは16万2159件で、北海道、青森、宮城、新潟、千葉、兵庫、愛媛、島根、鹿児島、沖縄の10道県で新たに判明し、これまでの判明分とあわせ20都道府県となったとか。このほか、電話で本人の意思を確認しただけで手続きを進めたケースが3万977件、免除、半額免除、猶予のうち、申請のあった項目以外の処理をしたのに、本人の意思確認をした記録が残されていないなど、新たな種類の不適正処理も1万6000件あり、職員が申請書に印鑑を勝手に押していたケースもあったとか。2週間余りで件数が2倍近くになったことについて、社保庁は「短期間で行った調査だったので、精査が不十分だった。(社会保険事務局や社保事務所の中には)隠していたところもあったと思う」としていると記事は伝える。同庁では、274万人分に上る申請書類の調査などを今月9日から始めており、来月中旬までにすべての報告をまとめる方針とか。
同日の読売の配信「長官視察に合わせ納付率アップ?1926人分不正猶予」は、社会保険事務所による国民年金の不正手続き問題で、埼玉県所沢市の所沢社会保険事務所が1926人分の保険料納付の猶予手続きを不正に行っていたことが分かったが、社会保険庁の村瀬清司長官が2月に視察するのに合わせ、1月の納付率をよく見せかけようとしたとみられると報じる。