読売が民主党の資料で幹部公務員の再就職先への国費支弁を調査 | 公会計の動向

読売が民主党の資料で幹部公務員の再就職先への国費支弁を調査

 読売は4月3日3時1分に「天下り先へ、国費支払い6兆円超…延べ1078法人」を配信。

 記事は、中央省庁などの幹部OBを天下りとして受け入れた法人のうち、契約事業の受注や補助金などにより国から16年度に1000万円以上の支払いを受けたのは延べ1078法人にのぼり、支払総額は6兆円を超えていたことが、読売新聞などの調べでわかったと報じる。また、契約事業の9割以上が随意契約だったとか。これら法人の天下り受け入れ数は計3441人で、防衛施設庁を舞台にした官製談合事件では、天下りOBの受け入れ企業に工事が重点的に配分されていたことが判明したが、中央省庁全体でも、天下りと契約や補助金交付との間に密接なつながりがあることをうかがわせていると記事は伝える。調査対象は、全府省庁と公正取引委員会や最高裁判所などを含めた計17の機関で、民主党の要求を受け、各機関が、OBが役員に就任している公益法人と独立行政法人や、課長・企画官相当職以上で退職した幹部OBを受け入れた民間企業など各種法人のうち、公共工事などの事業受注、物品調達、補助金などで、年間1000万円以上の支払いを国から受けた法人について出した資料を調べたとの由。それによると、法人数は延べ1078で、これらの法人に在籍している天下り幹部OBは、役員2604人、職員や社員が837人、これらに対する支払は計5万2054件、総額6兆1686億円、このうち、業務などが随意契約で発注されたケースが4万9320件で全体の95%を占めたとのこと。支払総額は、国の今年度一般会計予算規模の約8%に達しているとか。金額について見ると、最も多いのが補助金・交付金などの支払いで、4兆1015億円、契約事業1兆7970億円分については、随意契約が1兆6601億円で92%を占め、指名競争入札は935億円(5・2%)、一般競争入札は434億円(2・4%)で、競争入札による契約はごくわずかだったとか。例えば、防衛庁の場合、天下りOBの数が多い法人ほど、支払額も増える傾向にあったとのこと。また、国土交通省所管の社団法人「関東建設弘済会」は133億円分全額が、農林水産省所管の財団法人「林野弘済会」は受注した26億円分のうち20億円分が、それぞれ「技術業務」や「コンサルタント業務」などの名目で随意契約で発注されていたとのこと。