郵貯の残高が200兆円を切った
4月1日付け日本経済新聞朝刊5面に「郵貯残高200兆円割れ、30日時点、11年ぶり低水準」の記事。
記事は、郵便貯金の残高が約11年ぶりに2百兆円を割ったと報じる。日本郵政公社が31日に発表した郵便貯金速報によると、30日時点の残高は199兆9933億円とか。長引く低金利で郵貯の魅力が薄れており、預入限度額を超える貯金をなくすように顧客に働きかけるなど、民営化を控えた改革が順調に進んでいると記事は評する。郵便貯金は定額や定期など四つの商品があり、定額貯金は預入期間が6カ月を超えると自由に払い戻しができ、1990年代初 めには金利も高く、人気が高く、郵貯全体では12年2月末に約260兆円の残高を記録して、現在の三菱東京UFJ銀行の預金量の2倍を超える額となり、「郵政肥大化」の象徴だったとか。12年以降は低金利が響き、10年満期を迎える定額貯金の流出が続いていて、17年度はすでに約15兆円減少していて、一時は千万円の預入限度額を超える額が7兆円あったとされるが、生田正治郵政公社総裁が国会答弁で「18年3月までに解消する」と発言して、郵便局で顧客に別の金融機関に預け替えるよう求めたことも、全体の残高減につながったとのこと。ただ、急激に残高が減ると民営化後の郵貯銀行の経営が厳しくなるとの見方もあるとか。