失業給付受給者数は13年ぶりの低水準 | 公会計の動向

失業給付受給者数は13年ぶりの低水準

 2月7日付け産経新聞朝刊に「失業給付 60万人割る 13年ぶり低水準 積立残高も改善」の記事。

 記事は、景気回復にともない企業業績も回復し、雇用動向が改善されてきたことを背景として、雇用保険の失業給付(基本手当)受給者数が、13年ぶりの低い水準になっていると報じる。支給財源となる積立金残高も急速に改善されていることから、企業や労組からは、保険料率引き下げ要求も高まりそうと記事は評する。厚生労働省によると、昨年12月に失業給付を受け取った人は前月よりも2万6千人少ない59万人と、平成5年1月(59万4千人)以来の60万人割れにまで改善しており、平成4年12月(58万9千人)以来の低水準とか。バブル崩壊以降の景気低迷で、失業給付の受給者数は14年7月に過去最悪の117万7千人を記録したが、金融機関の不良債権処理が進み、企業業績が改善されるなか、各種経済指標も相次いで上向き、遅行指標とされる雇用分野でも改善が顕著になってきたとのこと。その結果、失業給付の積立金残高は、14年度には4064億円まで落ち込んだが、今年度は予算ベースの1兆9377億円を上回る見通しとか。企業や労働組合からは、失業保険受給者の増大と積立金残高不足を理由に、直近の5年で2倍に引き上げられた保険料率(1.6%、労使で0.8%ずつ)の引き下げを求める声が強まるのは必至で、雇用保険料率の再考要求も高まりそうと記事は伝える。