経営が成り立っていない自治体病院
朝日は1月15日に「自治体病院、自力で黒字はわずか8% 政投銀調査」を配信。
記事は、全国の自治体病院のうち、補助金などに頼らず実質的な営業黒字を確保しているのは、全体の8%程度しかないことが、日本政策投資銀行の分析でわかったと報じる。補助金を含めて経常黒字を確保している病院は4割近くまで増えるが、累積赤字は増加傾向とのこと。政策投資銀が15年度に1000あった自治体病院について、地方公営企業決算をもとに分析したところ、実質的に営業黒字なのは82病院しかなく、大半が診療報酬など本業の収入では、必要経費をまかなえな い状況とか。15年度の地方公営企業決算によると、自治体や国からの補助金で経常黒字の病院は389と4割近くまで増えるが、6割はなお赤字で、病院事業全体の経常赤字額は合計で1400億円近くに達するとのこと。また、補助金に当たる病院事業会計への他会計からの繰入金は全体で5451億円とか。政投銀が、自治体ごとの一般財源の規模を表す「標準財政規模」に対する繰入金の比率も分析したところ、平均では3.4%になり、高い自治体では15%に達するところもあったとか。公共事業や福祉など全体の行政活動に必要な財源のうち、病院事業支援のためだけに15%を割いていることになり、財政負担が大きいことを示していると記事は伝える。