18年度の国債買入消却は12兆円 | 公会計の動向

18年度の国債買入消却は12兆円

 12月15日付け日本経済新聞朝刊1面「財務省、日銀保有国債、買い入れ消却――来年度最大5.5兆円」の記事。

 記事は、財務省が日銀が保有する長期国債の買い入れ消却に乗り出すと報じる。18年度は最大5兆5千億円分を売り渡すよう要請する方針で、日銀も受け入れる見通しとか。国債の発行残高を圧縮し、利払い費の削減につなげるのが狙いで、日銀が市場から国債を買い入れる余地が広がるため、長期金利の安定を促す効果も期待しているとのこと。買い入れ消却は発行済み国債を償還期限前に国自身が買い取る仕組みで、財務省は財政健全化に向けて来年度中に今年度の5倍強に当たる総額12兆円の買い入れ消却をする計画とか。ほぼ半分が日銀からの分で、19年度と20年度に償還期限を迎える国債を買い戻すとのこと。財務省にとっては、市場からの購入量を抑えることで、債券相場の一時的な過熱(長期金利は低下)を防ぐ狙いもあるとか。日銀が保有する長期国債は11月末時点で63兆円にのぼり、日銀は財務の健全性を確保するため、保有可能な国債の上限を「日銀券(お札)の発行残高まで」とする自主ルールを定めているとのこと。日銀券発行残高は約74兆円で、上限までのゆとりは10兆円余りとか。