郵政公社の郵便局別の損益 | 公会計の動向

郵政公社の郵便局別の損益

 共同は11月28日に「郵便局の4分の1が赤字 再編計画に影響も=差替」を配信。

 記事は、日本郵政公社が28日に発表した2004年度の全国の郵便局別の損益試算によると、郵便貯金事業の黒字幅が大幅に縮小したことから、普通郵便局と特定郵便局を合わせた2万242局のほぼ4分の1に当たる約27%、5370局が赤字だったと報じる。赤字局の割合は、初めて損益試算を発表した03年度の約14%(2870局)からほぼ倍増したとのこと。電子メールの普及や民間業者との競争激化で収益環境が厳しい郵便事業だけで見ると、約94%の郵便局が赤字で、貯金事業では赤字局の割合が約13%、保険事業では約48%とか。全国の郵便局の3事業を合わせた売上高に当たる経常収益は20兆7350億円、経常費用は19兆3698億円で、収支は1兆3652億円の黒字を計上し、事業別の黒字額は、郵便事業が前年度比7・6%増の283億円、貯金事業は株式運用益の減少で46・8%減の1兆2096億円、簡易保険事業は23・2%減の1274億円とか。都道府県別では、北海道、岩手、秋田、山形、島根、鹿児島の6道県で損益が赤字となり、赤字額が最も多かったのは北海道の119億円だったとのこと。

 赤字局の増加傾向に歯止めがかかっておらず、今後赤字局の統廃合など再編計画に影響を与えそうと記事は伝えるが、そもそも、物流ネットワークは赤字端末を抱えむことが当然のビジネスモデルであり、赤字局ということだけで統廃合の理由になるというのは短絡した議論。


公表資料:郵便局別損益の試算について