本四公団の国庫引受け分は18年度で完済の方向 | 公会計の動向

本四公団の国庫引受け分は18年度で完済の方向

 共同は11月27日に「本四債務は06年度に完済 一般財源化論議で政府」を配信。

 記事は、政府が、国が肩代わりした旧本州四国連絡橋公団の長期債務1兆3400億円について、予定の5年間よりも1年前倒しし、18年度予算で完済することを決めたと報じる。18年度の返済額は約4500億円で、概算要求時に予定した返済額1564億円より上積みするとのこと。19年度予算での債務返済をなくし、小泉純一郎首相が一般財源化を指示した道路特定財源の見直し議論をスムーズにするのが狙いとか。国交省は18年度予算の概算要求の段階で、債務の残りは19年度までの2年間に分け返済する案を財務省に提示、財務省も受け入れていたが、これは、19年度まで債務処理があれば、公共事業費の削減で税収はあるが道路整備に使えない道路特定財源を、使途を限定しない一般財源化にする議論を避けることが可能という国交省の考えからで、小泉首相が衆院選圧勝後、本格的な一般財源化を18年度に議論するよう指示したため、分けて返済しても議論は避けられないとし、国交省と財務省は全額返済で合意したとの由。政府は15年度から5年間、道路整備に使えない道路特定財源を債務処理に充てる考えだったが、公共事業費の削減のため債務処理に充てた分は15年度の2245億円から3049億円、4829億円と年度ごとに増え、18年度段階で残った債務は利子も含め約4500億円で、返済総額は約1兆4600億円となる見込みとか。この結果、道路整備や債務処理などに充てられず使途拡大の検討が必要な道路特定財源は18年度は約1000億円、19年度は5000億-6000億円に上ると予想されるとか。