参議院決算委員会が決算の概要調査 | 公会計の動向

参議院決算委員会が決算の概要調査

 読売は11月18日に「参院決算委、決算の概要調査を初めて実施」を配信。

 記事は、参院決算委員会(中島真人委員長)が17日、16年度決算の概要について調査を行ったと報じる。参院は昨年、「決算の通常国会前の審査」を始めたが、今年は年内に臨時国会の予定がなく、通常国会前の審査ができないため、「概要の調査」によって「前倒し審査」の体裁を維持したとのこと。決算の概要調査は初めてで、「参院無用論」に危機感を持つ参院が、存在意義を訴えるための「苦肉の策」と言えると記事は評する。委員会では、谷垣財務相が16年度決算の概要を報告した後、与野党の7議員が質疑を行ったとのこと。前年度決算の審査前倒しは、審査内容を来年度予算審議に反映する一方、参院の独自性を強調する狙いもあるとか。決算の提出時期は、従来の1月から昨年は11月19日に早まったという経緯もあり、16年度決算は来年1月の通常国会で改めて審査されるため、この日の議論は「本体の決算審査には全く影響がない」(政府関係者)との冷ややかな声もあると記事は伝える。

 奈良新聞は18日に「参院の決算重視を訴え-荒井氏が財務相らに質問」を配信して、参院の決算委員会で17日に自民党の荒井正吾委員(県選挙区)が質問に立ち、平成16年度決算検査報告について政府の見解をただしたと報じる。荒井氏は冒頭、検査官の中に会計検査院の出身者が一人もおらず、人事の国会同意手続きに決算委員会が関与できなかったことを取り上げ、「検査院の独立性に懸念がある。せめて候補者への質疑を実施したかった」と遺憾を表明し、今後の国会対応のあり方について検討を要請したとのこと。