トップの意向で茶室が作られる | 公会計の動向

トップの意向で茶室が作られる

 東京は10月21日に「法人前理事長探査船などに3茶室 税金で一服!?『私物化』批判」を配信。

 記事は、国の税金で造った探査船「ちきゅう」に、茶室が設けられ、天下りの前法人理事長・平野拓也氏(70)が自筆の額を掲げていると報じる。平野氏が公費で茶室を造るのはこれで三つ目で、一連の行為に、機構内部からも「私物化。やりすぎでは」との声が上がっていると記事は伝える。ちきゅうは、独立行政法人・海洋研究開発機構の船で、人類未踏のマントル到達を目指し、6百億円を投じて今年完成したとのこと。問題の茶室は、船前方の研究者らが生活する区画内にあり、入り口には「日本庵(ひのもとあん)」と墨痕鮮やかな銘板があり、平野氏の自筆で、自らの名前から一字とった「拓海」の落款が添えられているとのこと。氏の近著によると「四畳半台目立礼席と呼ぶ小さいながらも伝統的な様式を備えた茶席」だとの由。平野氏は、旧科学技術庁の事務次官を務め、大阪府知事選に出馬して落選後、9年から同機構の前身の法人理事長となり、16年まで7年間在職して、現在は同機構顧問で、科学技術広報財団の理事長も務めるとのこと。平野氏は、神奈川県横須賀市の機構本部にも、茶室のある迎賓館風の建物を造っており、有効に使われていないことから「会計検査院に目を付けられている」(機構関係者)ともと記事は伝える。また横浜市にある横浜研究所にも茶室を設けているとか。平野氏は「(落款は)ちきゅうが海を拓(ひら)くという意味で、自分の名前を残そうとしたのではない。批判があることは受け止めたい」と話したとか。同機構では「海外の研究者らが多く乗船するため、日本文化を伝える国際交流目的で設置した。銘板は実際に前理事長が作成したもので、作者の印をしるすことは一般的に行われていると考えている。茶室の名称を示す以外の意図はない」とコメントしているとか。