地方3公社がもがいている
9月20日付け日本経済新聞朝刊5面に「地方3公社苦肉の延命策――土地開発、住宅供給、道路、採算無視も不発」の記事。
記事は、地方自治体が運営する地方3公社(土地開発、住宅供給、道路)が、存続の岐路でなりふり構わぬ生き残り策を繰り出しており、利用者の増加をめざし有料道路の料金を引き下げたり、建築費の一部を補助して分譲住宅を販売したりと、収益改善の道を探っているが、採算度外視の策はほとんどが不発で、抜本見直しは避けられないとの見方が広がっていると報じる。記事が例示しているのは、「播但連絡道路」の料金を引き下げたものの、開始1カ月の交 通量は当初見込んだ前年比6%増に届かない2.6%増だった兵庫県道路公社、公営住宅の「分譲価格引き下げ競争」の引き金をひいた石川県住宅供給公社、など。総務省の15年度調査では自治体から地方3公社への貸付けは2兆円近くあり、自治体の債務保証となると残高は約8兆円で、焦げ付くようなら、地方税収が30兆円の自治体にとって軽くない負担となると記事は説いている。
参考:公的支援を受けた事業を実施している地方住宅供給公社の状況について 〔15年度決算検査報告〕