特殊法人「年金資金運用基金」が16年度に累積赤字を解消して国庫納付も | 公会計の動向

特殊法人「年金資金運用基金」が16年度に累積赤字を解消して国庫納付も

 共同は7月14日に「年金基金が累積赤字解消 8千億を初の国庫納付=差替」を配信。

 記事は、厚生労働省が14日、厚生年金と国民年金の積立金を運用する特殊法人「年金資金運用基金」の16年度の運用結果が2兆2419億円の黒字だったと発表したと報じる。積立金は両年金の保険料収入から年金給付額を差し引いたもので、同基金の運用が黒字となったのは2年連続とか。旧年金福祉事業団から引き継いだ資産を含む運用の結果は、16年度末の累積で6008億円の黒字となり、発足以来初めて累積赤字を解消したとのこと。黒字が一定基準を上回ったため、本年度は国の厚生年金勘定に7522億円、国民年金勘定に600億円の計8122億円を納付し、それぞれの年金給付に充てられるとのこと。国庫納付も発足以来初めてとか。基金は、積立金など87兆2000億円を運用しており、収益率が15・43%に上った外国株を中心に運用益を上げたとのこと。基金は「世界的な景気回復基調や、為替の円安効果があった」と分析しているとか。公的年金の積立金は、基金のほか財政融資資金へも預託されており、16年度の金利収入は約1兆7200億円と見込まれることから、積立金全体の運用益は約3兆9600億円の黒字になる見通しとか。