新規国債は2年連続で減額
6月15日付け日本経済新聞朝刊5面に「新規国債、2年連続減額、昨年度、予算比1兆1000億円、財務省調整」の記事。
記事は、財務省が、16年度分として一般会計で発行する新規財源国債を2年連続で予算額より減らす方針を固めたと報じる。減額幅は1兆1千億円とする方向で調整に入っており、発行額は35兆5千億円となる見通しとのこと。所得税、法人税を中心に一般会計税収が予算額を1兆円強上回り45兆円を超えた公算が大きいためで、好調な経済が財政の改善を支える傾向が鮮明で、債券市場の需給にも微妙な影響を与えそうだと記事は伝える。財務省は7月初旬 にも16年度決算をまとめ、税収実績の詳細や国債発行の減額を発表するとか。小泉純一郎首相は13年4月の政権発足時に国債の新規発行額の上限を30兆円とする公約を掲げたが、長引くデフレを背景に14年度実績は35兆円、15年度も35兆3千億円と「30兆円枠」を突破し、16年度実績も前年度比微増となるが、景気回復に伴い17年度予算額は4年ぶりに前年度予算を下回るなど国債発行の増額は峠を越しつつあると記事は評する。