16年度の日銀の国庫納付金は1690億円 | 公会計の動向

16年度の日銀の国庫納付金は1690億円

 共同は27日に「日銀、剰余金3.5倍に 特融残高10年ぶりにゼロ」を配信。

 記事は、日銀が27日発表した2004年度決算によると、円安でドル資産の評価益が出たことなどから、一般企業の純利益に当たる剰余金が1940億円と前年度比3・5倍に拡大したと報じる。また、破たんした山一証券向けの日銀特融を最終処理したため、特融の残高は10年ぶりにゼロとなったとのこと。一方、量的金融緩和によって、国債や手形などの買い入れが続いているため、16年度末の総資産は150兆5173億円と、年度末としては過去最高になったとか。決算では、外国為替相場が円安に振れたため、ドル資産を円換算した際に生じる外為関係損益が1927億円の黒字で、国債の売却益も計上し、経常損益は前年度の222億円の赤字から5074億円の黒字に転じており、国庫への納付金は1690億円となるとか。剰余金から、山一証券向けの日銀特融の焦げ付き分として55億円を自己資本に補てんし、さらに194億円を自己資本に繰り入れた結果、自己資本比率は7.35%で6年ぶりに上昇したが、健全性の目安としている8-12%は3年連続で下回ったとの由。