税源移譲に伴う所得税制の見直しの方向
共同は17日に「所得税率、6段階に変更も 06年度税制改正で議論へ」を配信。
記事は、三位一体改革に伴う国から地方への税源移譲額を約3兆円とし、4段階の所得税率を6段階に改正する案が政府与党内に浮上していると報じる。今年末の18年度税制改正をめぐって議論するとのこと。税源移譲は、地方税である個人住民税を約3兆円増税する一方、国税の所得税を同額減税して実施するもので、個人住民税は、3段階(5-13%)の税率を10%に一本化して増税する方向が固まっており、所得税の減税策が焦点となっていたところ、4段階(10、20、30、37%)の所得税率に5%の最低税率を新設して、10%を適用している所得層の一部を負担軽減することで約3兆4000億円を減税するとか。また23%の税率を新設するほか、30%と37%の税率をそれぞれ3%引き上げ33、40%とすることにより約4000億円を増税して、差し引き約3兆円を減税する方向とか。この結果、見直し後の所得税率は6段階(5、10、20、23、33、40%)になるとのこと。負担増が生じる低所得者層には、増税分を還付して負担増を回避する方向で検討すると記事は伝える。政府与党は定率減税の廃止を最優先させるため、増税色が濃い各種控除の見直しを19年度改正以降に先送りし、税源移譲に必要な国税の減税分は、納税者の負担がほとんど増えない形の所得税率変更で対応するべきだ、との慎重論が強まっていたとか。
せっかく簡素な形になってきたのに、また多段階にするのか。単純を望むのであれば37%の廃止が一番分かり易いわけだが、それだけでは、3兆円の減税にならないということか。