大阪市議会で全議員が海外視察へ行く慣例
読売は4月30日に「大阪市議の“豪華”海外視察、希望先へ任期中1人1回」を配信。
記事は、大阪市議会(定数89)で、市議が4年間の任期中に1回ずつ、「見聞を広める目的」(市会事務局)で、公費で飛行機のビジネスクラスを使い、高級ホテルに泊まる海外視察を行う慣例があると報じる。費用は1人80万~50万円で、行き先は各議員が北米、北欧、南欧、アジア・オセアニアの4コースから希望に沿って選ぶが、肝心の視察内容を決めるのは出発直前といい、市民から「視察は形だけ。議員厚遇のための海外旅行だ」との批判が上がりそうだと記事は評する。 市会事務局によると、視察は改選前年を除く3年の間に実施され、当選直後に事務局職員が早々と「どのコースに参加するか」を各会派に取りまとめてもらうが、具体的なテーマや訪問先は「出発数週間前に決める」(市議)とのこと。15年の改選後もすでに2回、実施されており、計28人が参加しているとか。同年度は14人が米国を10日間にわたって訪れ、ニューヨークの消防局や警察署を見学しており、昨年度は14人が観光集客、都市再開発などをテーマにハンガリー、ドイツ、イタリアの3か国を10日間で回ったとのこと。今年は8月ごろにアジア・オセアニアと北欧へ2班が旅立つが、視察テーマはまだ決まっていないとか。市議らにリポートや復命書の提出義務はなく、随行した同事務局の職員が帰国後、報告書を作成するものの、視察内容が直接、議会の質疑で取り上げられることも少ないと記事は伝える。20数年前に始まった慣例で、主要4会派のうち共産は現在、辞退しており、自民、民主、公明の与党3会派などが対象だが、議員の1人が「慣例で参加しているが、続ける意味がわからない」と話すなど、疑問視する声が出ているとの由。