外務本省のワイン購入数量を内閣へ質問 | 公会計の動向

外務本省のワイン購入数量を内閣へ質問

 毎日は11日に「外務省:3年間でワイン995万円購入」〔中田卓二〕を配信。
 記事は、外務省本省が14年1月から17年3月7日までに購入したワインは計1064本で、総額995万5738円に上ると報じる。1本あたりの単価は約9350円となる。政府が参院議員(民主)の質問主意書への答弁書で明らかにしたもので、在外公館分については「詳細な調査が必要となるため、お示しすることは困難」と答弁しなかったとのこと。また、同省が同じ時期に在外公館用に購入した絵画などの美術品は計140点、総額1億7121万6370円で、1点あたりの価格は約122万3000円だったとか。記事は、同省は、外交機密費をめぐる一連の不祥事を受け、14年度以降は外交機密費でワインや美術品を買うのをやめ、一般予算化していると締め括っている。

<参考>(記事中の「外交機密費」の正式名称は外務省の「報償費」)
報償費の適正な執行を図るよう是正改善及び改善の処置を要求したもの」〔12年度決算検査報告 by会計検査院〕
「 報償費は、想定しがたい突発的な事態が生じ得る外交においては、特に柔軟な対応が求められることから、機動的な執行が可能な経費として配賦されている。
 しかし、12年度に報償費で支出されたものの中には、定型化、定例化するなどしてきており、当面の任務と状況に応じ機動的に使用するとの報償費の趣旨からすると、報償費ではなく庁費等の他の費目で支出するよう改善する必要がある経費(国内又は海外で開催される大規模レセプション経費6131万余円、酒類購入経費1536万余円、本邦関係者が外国訪問した際の車借上げ等の事務経費1083万余円、在外公館長赴任の際などの贈呈品購入経費4720万余円、文化啓発用の日本画等購入経費7238万余円)が含まれていた。」
「 貴省において、報償費の執行が適正に行われるよう、次のような処置を講ずる必要があると認められる。
〔中略〕
(ウ)報償費の使途について見直しを行い、庁費等の他の費目から支出するよう改善する必要がある経費については他の費目での予算措置を講ずるなどし、今後は報償費として真に支出する必要があるものに使用していくこと」