「結婚を前提に、女優のサエコさんとお付き合いをさせていただいています。そして、僕自身すごくうれしいことに子どもを授かりました」
勝利の瞬間を上回るような歓声が、札幌ドームを包み込む。「温かく見守ってください。今まで以上に、え~っと、勝っていきたいと思います」。想像以上の祝福の嵐に感極まったダルビッシュは、何度か声を詰まらせた。
サエコとの交際、そして妊娠が発覚しても、この日までは口を開かないと決めていた。「ヒーローインタビューを狙っていました。ファンのみなさんに報告するには一番いい」。まだプロポーズの言葉を伝えていない未来の妻にも勝利を約束。「ヒーローインタビューでプロポーズして」というおねだりには応えなかったが、しっかりと男の責任を果たした。
決して万全ではなかった。2日の前回登板でもつった右前腕部が、この日は一回からつった。それでも「絶対に勝ちたかったので最初から飛ばした」と直球は150キロ台を連発。右腕が限界に達した八回に失点するまで、楽天打線につけいるすきを与えなかった。「きょうは特別な試合だったし、そこで10勝目を挙げられてうれしい。すごく幸せです」
現在、サエコさんは妊娠6週目。正式な日取りは決まっていないが、今オフには入籍、来春にはパパになる予定。幸せの絶頂にいるダルビッシュが望むのは、2年連続日本一との「Wオメデタ」だ。
★ダルビッシュに聞く
--ファンの前で報告を終えた感想は
「こんなに祝福してもらえるとは思わなかった。すごくうれしいです」
--サエコさんと知り合ったのは
「今年の5月に知人の誕生会で知り合い、すぐ意気投合しました。話が合うし、どんなときも落ち込むことがない、明るい感じの子です」
--登板を見にきたことは
「3回くらいかな? 見にきてくれました。東京ドームの巨人戦とかオールスターとか。負けてはいませんね」
--妊娠しているということだが
「10日ほど前に知らされました。現在6週目です。東京の友人の家でゲームをしているときに電話があったんですが、ゲームに夢中だったので後回しにしたんですよ。まさかそんな話とは思わなかったですね」
--父親になる感想は
「自分の血がつながった子どもができたことは本当にうれしい。今まで以上に頑張らなきゃと思います」
■ダルビッシュ有(ゆう)
1986(昭和61)年8月16日、大阪府生まれ、20歳。宮城・東北高では2年春からエースとして、4季連続で甲子園に出場し、2年夏に準優勝。05年ドラフト1巡目で日本ハム入団。同年6月15日の広島戦(札幌ドーム)で初登板初勝利。昨季は10連勝をマークする活躍で日本ハムの日本一に貢献した。1メートル95、85キロ。右投げ右打ち。年俸7200万円。背番号11。
★親友の西武・涌井にメールで報告
ダルビッシュと同期生で親友の西武・涌井には、ひと足早く“できちゃった婚”が伝えられていた。テレビのニュース番組で報道を知り、本人に携帯メールを送ったところ「子どもができたから結婚するよ」と連絡が入った。横浜高で甲子園大会に出場して以来の付き合い。プロに入ってからも食事をともにする仲だけに「うらやましいです。ボクよりも家庭を守りそうな気がしますね」と喜んでいた。
★サエコ公式HPで報告「指輪まだもらっていません」
ダルビッシュの結婚発表を受けて、サエコも都内の自宅から公式HPをアップ。年内の結婚と妊娠2カ月(来年4月出産予定)であることを正式発表した。
「今年ダルビッシュ有さんと結婚をします。赤ちゃんは、今6週目に入ったところです」と現状報告。続けて「これからは彼とともにお互いを高め合い、支え合いながら幸せいっぱいの家庭を作っていきます」などと決意表明。「ちなみに…まだ指輪はもらっていません。笑」と締めている。
所属事務所によると、芸能活動を続けるか引退して専業主婦になるかは未定という。サエコは映画「ガチボーイ」(来春公開)の撮影が札幌で今月いっぱい残っており、週明けにも札幌へ行く予定だ。
■サエコ
本名非公開。1986(昭和61)年11月16日、宮崎県生まれ、20歳。2002年、週刊ヤングジャンプの「全国女子高生制服コレクション」でグランプリ受賞。01年に日本テレビ系ドラマ「ゼニ ゲッチュー!!」でテレビデビュー。TBSテレビ系バラエティー「学校へ行こう!」で人気を博し、映画「バックダンサーズ!」などに出演。昨年4月、早大人間科学部の通信課程に入学。1メートル57、43キロ。血液型O。