再会したふたり1
”そいつ”と出会ったのは、就職活動の最中だった。
場所は広島のテレビ局の採用試験。
選考に残っていた十数人の中で、
誰よりも、お互いに「こいつだ」と思ったふたりだった。
そのとき残っていたメンバーは、
だいたい相性のいい、おもしろいメンバーだったけど、
”そいつ”とおれには及ばない。
出会ったその日に、当然のようにふたりで呑んでた。
その日は初めて、親の前で酔っ払って帰った日だったと思う。
高校卒業してすぐ家を出たおれが、
親の待つ家に酒を飲んで帰ったのは初めてだった。
でも、その日のおれは、
酔っ払って帰ったことに対する後ろめたい気持ちよりも、
別の気持ちの方が優っていた。
「一生の友達に出会った」と。
その日の記憶はうろ覚えだけど、
出迎えた母の前で、
「今日一生付き合える友達と出会ったー」と
言ったのを今でもはっきり覚えている。
そういうふたりだった。
当然のようにふたりは最終面接に残った。
”そいつ”は受かり、おれは落ちた。
”そいつ”が受かるのは当然だと思っていた。
おれが落ちたのは受け入れられなかった。
なぜ?
当日目の周りがはれてて、体調が悪そうに見えたから?
ズラッとならんだお偉いさんの前で、えらそうに演説ぶったのが嫌われたから?
今なら落ち着いて理解できるけど、
その時のおれは受け入れられなかった。
打ちひしがれた気持ちで、本通り商店街をトボトボと歩き、
ボーと平和公園のベンチに座っていたのを
今でも覚えている。
つづく
最近の徒然
「わたしも何度も辞めようと思ったことあるけど、
そのたびに、お客さんに救われてきたよ。」
「わたしがいるからお店に来てくれるお客さんに。」
このブログを時々ながめてくれる人ならわかると思うけど、
「広島ではたらく店員の日記」というタイトルのわりに、
服とかアパレル業界のはなしが登場しない。
やっぱり、仕事のことをブログにするのは難しい。
書けないほど裏側はヒドイ!!
ってわけではもちろんなくて、
うま~く文章にできんのです。
なんでなんでしょうね。
仕事に余裕がないから、うまく書けない?
そんな気がします。
冒頭の言葉は、
「仕事楽しい?」と聞かれて、
「楽しくないんです」と答えたぼくに、ある先輩が言ってくれた言葉。
最近は、自分が販売員向きじゃないんだな~と
よく思ってます。
別に辞めようと思ってるわけじゃないんですが、
ただ、熱くなれない。物足りない。
そんな症状です。
まだ洋服屋の醍醐味を味わってないから、
出会いを体感してないから。
そんな意味も込めて、その先輩は言ってくれたんでしょうね。
服のことがなにより大好き、
着たい服が山ほどある。
そんな理想的な販売員像とは、ぼくはかけ離れてますけど、
自分のことを思ってくれる人を支えるためなら働ける。
冒頭の先輩のように。
そんな最近の徒然。
うわっ固くなった。こんなこと書く気じゃなかったのに。![]()
もし服のこととか服屋さんのことで質問があったら
メールか書き込みください。。書くネタが助かります☆
こんにちはロシア
「最近顔が青白い」
と、親父に言われたので、山の上の桜がある公園まで
自転車をこいで行ってきました。
春にはお花見で有名な公園ですが、
まだまったく咲いていません。
と、池のそばで、たそがれてる人発見。
あまりにさびしそうだったので、
声を掛けてみると、ロシアの人でした。
そっから英語と日本語でいろいろと話をしてみると、
旅行が好きで、半年ぐらい日本に滞在してるとのこと。
ロシアでは学校の先生。
でも廃校になったので、いろんな国を回ってる。
今は地元(ぼくが住んでいる町)のクラブでダンサーをしてて、
仕事が始まるまで公園で過ごしてるの、
この公園好きなのよ、って話してました。
なんで広島に?しかも中心地じゃなくてなんでこの町に?
って聞くと、
「プロモーターがいろんな町に連れて行くから」
と、即答。
そんな存在があるんだ・・・。
春らしい一日の、ちょっとした出会いでした。
ちなみに、あなた仕事楽しい?と聞かれたので、
「楽しくない」って答えると、
「じゃあなんで続けてるの?」って聞かれました。
ずいぶん答えに悩んだ挙句、
「・・・お金のため」と言うと、
「そうだよねー」ってえらい納得されてはりました。
そういうところは万国共通のようで。![]()