基本、くだらないことを真剣に考えているみえリハビリテーション研究会の番條です。
先週土曜日はみえリハ第1回勉強会を開催しました。
段取り不足などもあり、参加して頂いた皆様にはご迷惑もおかけしましたが、三重県理学療法士協会、三重県作業療法士協会、三重県言語聴覚士協会協会を初め、多くの方々のご尽力により開催が実現しました。
皆様本当にありがとうございました。
今後とも、みえリハをよろしくお願いします。
本日は腸について少し話をしたいと思います。
早速ですが、身体が食べ物を取り込むのは口からですね。
それは皆様ご周知の通りだと思います。
しかし、口から取り込めば身体の一部になるわけではないですね。
口から食物を入れた段階では、まだ身体に吸収されていません。
では、その食べ物がどこで身体に吸収されるかというと、、、
ずばり!
小腸ですね!
つまり、人体が健康でいられるのは、小腸が人体にとって有害なものとそうでないものを仕分けてくれいているからです。
この働きの事を腸管免疫といいます。
つまり、この小腸、免疫システムにかなり重要な器官であることは間違いないですね。
そろそろ涼しい季節になってきましたね。
夏はクーラーガンガンに効かせてお腹出して寝てはいなかったでしょうか?
先ほど話した小腸と大腸を合わせた腸管という器官は、低温ストレスにとても弱いです。
つまり、冷えですね。
冷えを考えるにあたって重要になってくるのが、ホメオスタシスです。
ホメオスタシスとは、身体の環境を一定に保とうとする仕組みですね。
恒常性ともいわれます。
それには自律神経が大きく関わってきます。
個人差はありますが、体温はおおよそ36~37℃に保たれていますよね。
体温調節を交感神経と副交感神経でバランスを取って行っています。
交感神経は血管を収縮させる作用、
副交感神経は血管を緩めて血液循環を促す作用があります。
しかし、腹部が冷え続けると交感神経が優位となります。
交感神経が優位ということは血管が収縮してしまうので、腸管への血流が減少してしまいます。
腸管の動きは、小腸は蠕動運動、分節運動、振り子運動、大腸は蠕動運動からなりますが、血流減少に伴い、腸管に何ら異常がないのに便通が滞る「機能性便秘」が発生します。
機能性便秘とは3日以上お通じがない状態の事を指します。
少し話がそれますが、病院で勤めていると、長期間寝たきりで今まで便秘ではなかった人が便秘になったりします。
長期間寝たきりの状態では、弛緩性便秘に陥りやすいことが言われています。
弛緩性便秘とは、腸が緩んでしまい、蠕動運動が弱くなり、便が送り出せなくなる状態の事を言います。
若い女性や高齢者の方にも多いタイプの便秘です。
弛緩性便秘かを判断するのは難しいですが、なるべく情報を聴取し、弛緩性便秘だと感じれば、腹部深部筋をしっかり動かせるようにしてもらい、お通じ改善を日々目論んでいます。
話がそれましたが、機能性便秘の多くは、腹部への冷えが原因となっている事が多いです。
では、どうすればいいのか!?
単純です!
お腹を温めましょう!!
とにかく外側からでも内側からでもいいので腸管を冷やさないように心がけることからです。
飲食に関しては、常温のものを摂取するように心がけるように、ショウガやシナモンなんかもカラダを内側から温めてくれるいい食材です。
また、気温差が激しいことも腸にとってデメリットの事が多いです。
今や温度のバリアフリーなるものも言われています。
夏や冬においては外の気温と室内の気温がかなり違うことがあります。
そうした違いが腸内環境にストレスを与えています。
まずは、地球にもお腹にも優しい環境設定を!
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