どおも
みえリハビリテーション研究会「何となくPT」の中です。
ついに夏休みが終わりましたね。
まだ暑さは残りますが、例年通り森山直太郎「夏の終わり」をこの時期に聞いて勝手に夏を終えました。
あんな高い声が出ればなあ。と思うほど低音ボイスの持ち主なんで、何か良い方法教えてください。
このblogは低音にて音読を
余談はここまでにして、
今週は、股関節周囲靭帯、関節包の運動による緊張変化ですね。
緩む肢位は「股関節屈曲30~65°、外転15°、外旋15°」の軽いあぐらの状態、loose-packed positionでしたね。
反対に最も緊張する肢位をclosed-packed positionと呼びますのでセットで覚えておいて下さい。
で、このloose-packed positionを基準として、
股関節を伸展すると前方関節包、周囲靭帯の緊張が高まり、後方関節包が弛緩します。
逆に屈曲していくと後方関節包の緊張が高まり、前方関節包、周囲靭帯が弛緩します。
これは、以前も書きましたが、人間が四足から二足に進化する過程で骨盤が後傾位となり、腸骨、恥骨、坐骨大腿靭帯が大腿骨頸の周囲に同じ方向に巻きつくようになったことの影響を反映しています。
解剖学的位置関係を見てみると、
となります。
更に、外転位では下方関節包と恥骨大腿靭帯が、内転位では上方関節包と腸骨大腿靭帯が緊張します。
外旋位では前方関節包と腸骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯が、内旋位では後方関節包と坐骨大腿靭帯の緊張がそれぞれ高まることになります。
股関節屈曲拘縮がある場合、腸腰筋に問題がないとすると、外転位での伸展制限であれば前下方関節包、恥骨大腿靭帯が、
内転位での伸展制限であれば前上方関節包、腸骨大腿靭帯の伸張性が低下していると考えられます。
とは言っても、言葉だけでは当然覚えられないですよね?
だからこそ、解剖学的位置の確認とイメージを。
イメージがわけば今度は骨模型も動かしてみてください。
言葉で覚えるより納得するはずです!
イメージができれば筋のストレッチだけでは改善しない可能性にも気づけるようになります。
ただ、別に良いんですよ。
筋のストレッチだけで改善するのであれば。
ただし、選択肢を多く持っていた方が考察の幅が広がりますので、こういったことを1つの考えとして制限があった場合に引き出せるようになりましょう。
真実はいつも1つ!
とは限らないのが、人に魅力を感じる部分でもあるので色々悩むことも大事です。
長文お読み頂きありがとうございました。
みえリハ研究会 中
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