バレエとノンバーバルコミュニケーション | みえリハPT、STのブログ

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みえリハビリテーション研究会PTSTメンバーのブログです。
毎日日替わりで担当者がブログをUPしていきます。

先日、人生で初めてバレエを鑑賞してきました。金曜日担当ST高桑です。

今日はそのバレエについて書いてみたいと思います。


初めて観た公演は白鳥の湖です。


有名なお話ですよね。


でも本当に申し訳ないことにバレエで私が思いつくのはどうしてもドリフターズ志村けんさんの白鳥のイメージしかありませんでした。


そんな私がバレエを観た感想はすごく綺麗で繊細。時には力強さもあり動きは華麗。足の指先から手の指先それぞれ全てに注意が払われていて動きに無駄がない。

全くの素人の感想です。バレエをされている方が読まれていたらすいません。


私が一番感じたことは演技力と言っていいのでしょうか。言葉を発しないバレエですが、踊り、ジェスチャーで喜怒哀楽を伝えてくれるのです。


会場では幕ごとに簡単に物語の内容をアナウンスしてくれていましたが、全くバレエ初心者の私でも物語の内容や主人公のジークフリート王子やオデットの気持ちが手に取るように伝わってきたのです。


何が言いたいかというと、ノンバーバル(非言語的)コミュニケーションで微妙な感情表現、心の動きなどを表現しているのです。

それを観客がどう受け取るかは、それぞれの観客次第です。



有名な実験があります。メラビアンの法則という話し手が聞き手に与える影響がどのような要素で形成されるかを測定した実験です。

視覚情報(見た目、表情)55%、聴覚情報(声の質、口調)38%、言語情報(言葉そのもの)7%という結果です。

視覚と聴覚で93%伝わる。ということです。

(私は海外の映画を字幕なしで観たら93%も内容を理解できるとは思いません。そして言葉で伝わるのが7%って言語聴覚士がいらないじゃないですか!!)



この有名な報告には誤解があるようです。(STとしてほっとします。)

実際には「視覚」「聴覚」「言語」で矛盾した情報が与えられたとき、どれを優先して受け止め、判断するかということを調べたものだそうです。

(「元気です」と言いながら表情は暗い→表情から元気がないと判断する。ということです)


つまり、視覚情報(見た目、表情)、聴覚情報(声の質、口調)、言語情報(言葉そのもの)、この三つをマッチさせることでより言いたいことが相手に伝わりやすい。という事だと私は理解しています。



今回私が経験したようにバレエダンサーのノンバーバルコミュニケーション能力は素晴らしいと思います。言葉がなくても伝わることは多く、日々の臨床でもノンバーバルコミュニケーションの大切さを感じています。



それではノンバーバルコミュニケーションにより、伝えられることとは一体何なんでしょうか。

私がこのバレエダンサーの表現から理解できたこと。それは微妙な感情表現、心の動きでした。


ノンバーバルコミュニケーションは、相手の心情を理解し、より良い社会関係を築く役割を担っていると言えるのではないでしょうか。


みなさんもノンバーバルコミュニケーション少し気になりませんか?


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました

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