皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


さて、本日からメンテナンスを開始したT様ご依頼分のCECHB00の作業内容についてになります!長らくお待たせしました🙇


お客さまご自身でプロードライザの交換をされた際、MLCC等を剥がしてしまったとのことでお預かりした機体になります。

白く見える線傷が入っているため、断線が心配ですが...


それでは早速やっていきましょう👇


・基板の状態を確認

プロードライザを剥がそうと試行錯誤された様子が窺えますね...👍

刃が抜けてMLCC側に逸れてしまい、ガリガリっとなったようです。


7個のMLCC、チップ抵抗が剥離していました。

RSX_VDDC:C6242、C6257

RSX_PLL_VDD:C6073

RSX_FBVDDQ:C2214

RSX_FB_VDD_VREFおよびFB_VREF:C2269、R2162、R2168

白い線傷については表層のみにとどまり、断線はしていないと思われます。


プロードライザの残骸を除去し、フラックスの残渣も洗浄しました。

MLCC、チップ抵抗のパターン(0402)もハンダを盛って整えました。


この状態で、PSlizer v3を載せたところ、1002/3004 YLODは解消されましたが、GLODになりました。


GLODになった原因ですが...👇

RSX SETTING回路のRSX_FB関係の抵抗が欠けているためで間違いないはずです。

過去の修理の経験から、この抵抗2つさえ実装すれば直る可能性が極めて高いです。

MLCCは、高周波ノイズのデカップリングを目的としたバイパスコンデンサのため、(回路にもよりますが)欠損していても動作に支障がない場合が多いです。

修理にあたっては、全てのMLCC、チップ抵抗を再実装しますのでご安心ください笑


原因がわかったところで修理に進みます👇


白い線傷の部分については、一部銅箔が露出している箇所が見受けられたため、サンハヤトのソルダーレジスト補修剤を塗布いたしました。


ドナー基板(40nm RSXカットボード笑)からMLCCとチップ抵抗を取り外して...


全ての箇所に再実装しました!

2箇所実装されていないパターン(R6236、R6237)がありますが、元々使用されていませんのでご安心ください👍


RSX関係のMLCCチップ抵抗の再実装、レジスト修復をはじめ、CELL/RSXのプロードライザ交換、ファンテーブルのカスタム+低電圧化を行いました。


元々HENが導入されていましたので、使わせていただき簡単に動作テストを行いました。

Gran Turismo 6レース中〜直後の温度は、CELLが50〜51°C、RSXが52〜53°C前後でした。

こちらでは殻割りやグリスの塗り替えなどはしておりませんが、優秀ですね笑


ちなみに...

becount(総使用時間)は、42日ほどでした。

フルメンテナンスすれば長く使えそうです👍


一旦ここで作業を中断し、T様に今後の修理内容の確認等させていただきます!明日LINEさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.9.25 作成