皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


先日メンテナンスを終えたW様ご依頼分のCECHA00の作業内容についてになります!


それでは早速やっていきましょう👇


☆分解


内部はホコリも少なめで綺麗ですね〜👍


☆殻割り&プロードライザの交換、各種メンテナンス

VRMのサーマルパッドを一部交換し、プロードライザを交換します。

更に綺麗に実装するため、今回は実装プロセスを二段階に分けます。

...CELLはIBM製ですね〜


まずは基板のみを実装し...

高分子コンデンサやMLCCを実装します。


フラックスの残渣もなく、実装位置も完璧ですね✨


☆90nm CELL/RSXのアンダーフィルを見る

365nm UVを照射すると、90nm RSXのアンダーフィルは薄灰〜薄緑色のように見えます。

同世代のNVIDIA GeForceのアンダーフィルなど、欠陥のある低Tg(70°C)アンダーフィルに見られる反応です。


アンダーフィルの周りに薄く塗布されている(薄茶色っぽくみえる)のは、接着促進剤(プロモーター)というものです。

例えば、CXD2971GB(GB)とCXD2971DGB(DGB)では、後者の方がこの接着促進剤の塗布量、均一性ともに優れていると見受けられますが、3034が発生した機体の大体はGBが載っているもので、対してDGBは寿命が少なくとも1.5倍ほど長いと思われます。(過去に修理等した機体のbecountなどを参考)


各リビジョンや接着促進剤の有無による寿命の差は、検証段階ですが、少なからず違いはあると思われます。

検証結果次第では、延命効果が高い90nm RSX搭載機が生み出せるかもしれませんね!


CELLには高Tg(130°C?)のアンダーフィルが採用されていますので、全ての型番において欠陥はありません。

UVライトを照射しても色に変化はありません。


365nmより395nmの方が違いがわかりやすいので、次回は395nmで確認します。


☆殻割り&プロードライザの交換、各種メンテナンス

プロードライザの劣化によるYLODを予防し、高負荷時に電源が落ちることがないよう、CELL/RSXのプロードライザ各2個をPanasonic POSCAP 2R5TPE470M7+MLCC 5種に交換いたしました。
PSlizer v4を使用して実装しております。


CELL/RSXともに殻割りしてグリスの塗り替えを行いました。

サーマルパッドについては一部を交換しました👍


becount(総使用時間)は、66日程度です。
少なめで良好ですね〜


CELL/RSXブレイサーも追加いたしました👍

サーマルパッドも交換!


CMOSバッテリーの外付けに伴い、元のCMOSバッテリーの配線を加工します。



新品の電池が付属します👍


取り付け位置はこんな感じ👆

切削などの加工は一切行っておりませんので、オリジナルに戻すことも可能です。


HDDは60GB→500GBへ交換いたしました。

データも移行済です。


☆仮組み動作試験

Gran Turismo 6や低温状態でのPS2の動作もバッチリです👌

当たり前ですが、縦&横置きどちらでも動作OK!!


☆作業終了

今回はご希望により、筐体の磨きとガラスコーティングは行っておりません。

最終動作確認をして作業終了です!


W様、朝になりましたらメールさせていただきます。

この度はありがとうございました😊


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.7.9 作成