皆さまこんばんは🌙
PS-Customizeの渡邊です。
早速ですが、Frankenstein(40nm RSX化)は...
プリヒーター+ヒートガン
でもできます!👍(ただし、適切な温度管理が必要)
今回は、Puhui T-8280+HAKKO FV-300の組み合わせで行いました。
一応補足しておきますが、基本的にはリワークステーションでやることをお勧めします。
当店にも一台ありますが、温度管理も楽でプロファイルと下処理さえしっかりしていればミスることは(ほぼ)ありません。
*RSXの交換(BGAリワーク)はそれなりの機材と技術が必要です。
ご自身で試される場合は、機材を揃えたうえジャンクなマザーボードで練習することを強くお勧めします。
前置きが長くなりましたが...👇
今回修理する機体は、GLODなA00です。
2009年12月にメーカー公式修理にてCELLが交換されていました。
交換する前のRSXは90nm CXD2971GBです。
メイン基板は、一昨日夕方〜昨日朝にかけて135°Cで12時間以上ベーキングしました。
殻割りして...
サクッと取り外します👇
RSX取り外し後
ヒートガンの温度は260°C以下で加熱しました。
残ったはんだボールを吸い取ります。
残ったはんだボール&フラックス除去後
パッドが綺麗になりました✨
取り外したGLODな90nm RSX(CXD2971GB)
パッドも綺麗にしてUVレジンにて殻閉じ→オブジェ化しました笑
実は、今回Frankenstein化する気は全くなく、だいぶ前に中華で購入した中古のリボール済90nm RSXに交換する予定でした。
購入したといいつつ、商品説明と違う(型番が違う、新品と記載されていたのに中古)という理由で全額返金されています...笑
中には角が欠けたり潰れているものがあるなど、どう考えてもダメそうなものもありますが、一応4個全て実装!
↓
全部動作しませんでしたw
3x GLOD、1x 0202120&0213013
テスト済 100% New Originalなどと謳っていますが、買わない方がいいですね笑
仕方がないので、乾燥剤を入れて保管していた40nm RSXを出してきました。
共晶はんだでリボールします👇
乾燥剤を入れていたとはいえ、ベーキングしていません...
気持ち程度に30分ほど165°Cで予熱しました。
40nm RSXに換装する際の注意点として、
・本当にRSXが原因か
・FWは3.20以上(40nm)または2.45以上(65nm)か
の二点が挙げられます。
*65nmについては2.30以上で動作する可能性あり(未確認)
YLODに関しては、リフローで起動できればFW確認、必要に応じてアップデートできますので特に問題はないかと思います。
対してGLODは基本的に起動できませんので、エラーログやSB UARTで原因を正しく特定する必要があります。
今回の基板は、一度目に起動したときブラックスクリーンのままアーティファクト(ノイズ)がでて起動音だけなった、HDDのアクセスランプが点滅していたことが確認できたため、CELLやXDR DRAM、SBなどに異常はなく、RSXの問題である可能性が高いと判断しました。
また、起動音についてもバージョン3系以降の音が聞こえたので問題ないはず...!
GLOD≒使用時間は比較的長い→FW 3.20未満ということはないはずと深読み笑
・実装&清掃後の様子
綺麗に実装できました!
ヒートガンの温度は210°C以下で加熱しました。
もちろん、ポップコーンなどのダメージはありませんよ〜
はんだボールもバッチリくっついていますね👍
パッケージと基板は並行で、沈み込みもありません!
新たに実装したRSXはCXD5301A1GB 2011年製です。
実装直後に起動させると...👆
0403034(FLEXIO_ID)が出ますが、気にする必要はありません。
*この段階でGLODや他のエラーが出ている場合は、実装に失敗しているか基板の他のコンポーネントに問題があるおそれがあります。
ここでのFLEXIO_IDによる3034 YLODは、簡単に説明すると実際に載っているRSXが40nmであるのにもかかわらず、Sysconが90nmと認識していることにより、整合性が取れずエラーが出ている状態です。
CXR713120-201GB/202GBなどでは40nm RSXを正しく認識できるよう、パッチを当てる必要があります。
今回実装した40nm RSXはCXD5301系ですから、
w 3242 03 61 82 80 01 91
w 3254 21 EC
w 348B 8B
w 34AF 8B
と書き換えます。
3242と3254が40nm RSXのトレーニングデータで、348Bと34AFはサーマルコンフィグとなります。
ここまでの工程終了後に起動させると、3034 YLOD→GLODに変化するはずです。
この次の作業でGLOD→起動するようにします。
☆RSX抵抗改造(65/40nm共通)
R2001→取り外し
R2002→47kΩに交換
R2153→取り外し
R2054→10kΩに交換
1005(0402)サイズの抵抗ですので、実装難易度は高いです。
R2002は交換しなくても(49.9Ωのまま)動くらしいですが、Sony公式と同じように47kΩ(Panasonic ERA-2AED473X)に交換しました。
R2054の10kΩの抵抗は、R2153から取り外したものが流用できます。
取り付け方が特殊で、定位置の右斜め上にあるGNDのパターンを削ってはんだを盛ったうえで実装します。
新品(ERA-2AED103X)を使用したいのですが在庫がなかったため、R2001から取り外した49.9Ωで一時的に代用しました。
RSX実装と抵抗改造が終わったら一度動作確認をして、異常がなければ次のVDDR改造に進みます。
動作確認をせずに進めると、全工程終了後に3034等のエラーが出た場合、RSXの実装に問題があるのか、VDDR改造の際に生じたトラブルなのかがわからなくなります。
☆RSX_VDDR 1.20→0.95V化改造
R6219、6222→1.8kΩに交換
IC6200→BD3504FVM-TRに交換
写真は改造前です。詳細は後日の記事で取り上げます。
RSX交換〜抵抗改造(仮)まで完了!
CELLはSony公式で、RSXは当店でそれぞれ交換したロマン(?)あふれるマザーボードになりました笑
VDDR改造やR2054の正式な交換についてはまた後日記事にします👍
長くなりましたが、以上になります!
ご覧くださいまして、ありがとうございました✨
2026.6.17 作成
2026.6.17 修正














