皆さまおはようございます☀️
PS-Customizeの渡邊です。


記事の下書きがかなり溜まってきたので、サクサク消化します笑

まずはじめに...少し前に修理を終えたCECHL00の作業内容をご紹介します!


開けて驚いたのが...👇

なんとCELLとRSXにフラックスの塗布痕が...!!

バンプゲートは90nm RSX固有の欠陥であるうえ、基本的にメイン基板とパッケージ間のはんだボールにクラックは入りません。

エラーログを確認したところA0801002でしたので、残念ながらこれは誤った修理方法です。


ほかにも、テンションプレートを折り曲げたり、硬貨を挟むなどが一昔前に"はんだクラック対策"として流行りましたが、基板が反ったり、逆にはんだボールが割れたりする原因となるので絶対にやめましょう。


CECHL00〜CECH-2000におけるYLODについては、先ずはプロードライザの劣化(1001,1002など)を疑ってください。


初期型=はんだクラックと決めつけるのではなく、採用されている部品等の種類も考慮して、原因を判断しましょう。


話を戻して...笑


XDR DRAMはドイツ Qimonda製で...


反対側は韓国 Samsung製でした。


プロードライザは、CELL側が0E128(1,200μF)でRSX側が0E108(1,000μF)となっています。


CELL側はPanasonic POSCAP 2R5TPE470M7

RSX側はTOKIN NeoCapacitor TEPSGB20E337M9-8R

に交換しました。


中のパーツも洗浄して...


組み立てて....


作業終了!!


ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.11.2 作成