皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


先日、作業を終えた修理依頼品のご紹介です!

今回の機体は、PS3のリファレンスツール(DECR-1400A)です。


天板にTOOLの文字が印刷されています。

ちなみに、デバッグステーションはTESTの文字が印刷されています。


メイン基板ユニット裏側はこのような感じ👇

CMOSバッテリーはソケット式に変更されており、ファンはNIDEC D14F-12BS1 01H1ですが、封止シールの種類が若干違います。


基板は、DEB-001が採用されています。

DEB-001はPS1,2をサポートしていないので、実装パーツも少なく、配線もスッキリしています。


XDR DRAMは両面に実装されていますね〜


電源ユニットはCECHGなどに採用されているAPS-231です。CECHAやBに採用されているAPS-226ZSSR539IAより許容電力が少ない(399W→285W)のが特徴です。


USBポート実装側のフラックスは大変綺麗に塗布されています。


プロードライザは、CELL側がNEC/TOKIN 0E128、RSX側はケミコン WR 2R0 102ですね〜

CELL側のVRMとLCフィルタにはサーマルパッドが貼付されていますが、RSX側にはありません。


CELLとRSXは65nmプロセスのものが採用されています。


プロードライザの劣化によるYLODが発生しているため、代替コンデンサに交換します!

CELL側は、Panasonic POSCAP 2R5TPE470M7

RSX側は、Panasonic SP-Cap EEF-KX0E471RB


筐体は洗浄しました!


BDドライブはこんな感じで接続されています。

CECHL00で採用されている24p SATA接続ですね〜


洗浄および清掃が終わったら組み立てて...


完成です✨


作業のご紹介は以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.7.26 作成