皆さまこんにちは☀️
PS-Customizeの渡邊です。
本日の仕事は、修理&メンテ依頼品の作業です...!
午後は別の仕事があるので、制限時間(笑)はおよそ4時間です。
長らくお待たせしたお客さまのためにも、午前中に全て終わらせる必要があります。
果たして終わったのでしょうか...?笑
それでは早速分解していきます👇
自称PS3目利きの達人(笑)ですので、開ける前から知っていましたが、中身は"当たり"な40nm RSXに換装されたリファービッシュ基板が載っています。
お客さま曰く、某フリマサイトにて状態が良いものを店頭価格以上のお値段で購入されたとのことでしたが、到着して確認したところ...
「ピピピッ!」
と、YLODが発生したとのことでした。
これで90nm RSX+3034でしたら絶望しましたが、40nm RSX+1002でしたので、せっかく高いお金を出して状態が良いものを購入されたことが無駄にならず、こちらとしても嬉しい限りです。
0707(7月7日)七夕リファービッシュ基板笑
-1なので、トップナンバーですかね〜?
なんだか縁起が良さそうです笑
それでは基板をチェックしていきます👇
CELL側のプロードライザが新しいものに交換されていました。
RSXはCXD5300A1GB(40nm)に換装されています。
(基板清掃後)
続いて、プロードライザを交換します👇
使用する部品は、いつも通り
・CELL側がPanasonic製POSCAP 2R5TPE330M9
・RSX側がPanasonic製SP-Cap EEF-GX0E471R
です!
信頼性が高く、安心して使用できます。
サクッと交換します。
綺麗に取り付けました✨
ここまでで、途中動作試験を行います。
動作試験の間に、筐体の洗浄と乾燥も並列して行います...!
仮組みして、正常に起動することと、各機能が動作することを確認します。
CD系ディスクのみ読み込まないという不具合がありましたが、湿式クリーニングディスクにてクリーニングにしたところ、正常に動作するようになりました。
全ディスクが横&縦でしっかり読み込みます!
お次はCMOSバッテリーの外付け化です!
純正電池と汎用電池BOXを使用します。
筐体上部の通気口にリード線を通した後、はんだ付けして収縮チューブで養生します。
CMOSバッテリーを外付け化することで、電池切れの際に分解する必要がなくなるほか、市販されているCR2032電池を使えるようになります。
また、内部時計にバグが生じてPSNコンテンツが利用できなくなった場合(日付不一致など)などに、電池BOXのスイッチをOFFにして内部時計をリセットし、時計を再調整することで、不具合を直すということもできます笑
この加工をしている間に、筐体の乾燥が終わりました!
ササッと穴あけ加工を行います!
8cm上底のご依頼でしたので、筐体の両方に穴あけ加工をしました。
筐体は傷が少なく状態が非常に良かったので、切削片などでスレ傷を付けないように気をつけました...!
ファンやゴム足を取り付けたら、基板を組み込みます。
外付け電池BOXの配線にも注意する必要があります。
取り付けにあたり、
・リード線を挟まない
・BDドライブに干渉しない
・ネジに干渉しない
という要件を全て満たす必要があります。
限られたスペースの中でこれを行うのは大変です笑
☆筐体上部以外の組み立てが終わった時点
上部にはファンを取り付けるため、電源ユニットのカバーは取り外しました。
☆ついに完成!!
上部の筐体を取り付けた後、所定のネジを締めます。
側面のトルクスネジまで閉めたら、最後にファンを固定して完成です!
電池BOXは、BDドライブ横に取り付けてあります。
上部のファンと温度計はこのようになっています。
温度計のセンサーは本体中央部に設置してあります。
動作中は、36.5℃〜38℃前後で推移します。
オリジナルの状態だと、動作中に50°Cくらいになるので、ファンの取り付けは効果があることがわかります。
底面のファンとゴム足はこのようになっています。
ゴム足を取り付けておりますので、横置き時にファンが干渉しないようになっています。
以上になります!
12時過ぎには終わりましたので、目標である達成です✨
動作確認を入念に行った後、筐体についた僅かな汚れや小さなチリなどを落としてから梱包します。
ということで、本日はここまで!
ご覧くださいまして、ありがとうございました✨
2025.4.24 作成
2025.4.24 修正