☆CXR713120-201GB
COK-001基板においては、CMOS電池の端子横に”Syscon”というチップがあります。これは、基板上の部品の電源などの制御をはじめ、各種パーツの構成や紐付けなどを担うチップです。(SYStemCONtorollerの略なのでしょうか…?笑)
写真のCXR713120-201GBは、CECHA00,B00に標準で搭載されているSysconです。
RSXが65nmまたは40nmに換装されたリファービッシュ基板には、CXR714120-303GBまたは304GBが実装されます。
例外として、CECHA00の後期生産品において、出荷時からCXR714120(ハイフン以降は失念)とBD-410であると考えられる機体(CELL/RSXは90nm)の存在を確認しました。CXR713120系の生産が終了してからCECHA00,B00の生産が終了するまでのごく僅かな期間に製造されたものなのかもしれません。
その他、CECHB00において、出荷時からCXR713120系でドライブがBD-410であると考えられる機体を複数台発見しました。
シリアルナンバーはいずれも02-27430202-15xxxxxとなっていました。
CXR713120系のSysconは、オリジナルの状態では65nm/40nmのRSXを扱うことができませんが、Syscon EEPROMの書き換えで対応できます。
また、BD-410ドライブについても、再紐付けを行うことで扱うことができます。
なお、CXR系SysconはH00までの機種で採用されており、L00以降はSW系Sysconとなっています。
☆CXR714120-303GB
これは、65nm RSXとBD-410ドライブが搭載された公式リファービッシュ基板に実装されているSysconです。
ハイフン後の型番は、65nmの場合は303GB、40nmの場合は304GBとなります。40nmの場合で303GBなどの組み合わせは未確認ですが、存在しないと思われます。
・参考
(COK-001 2011-01 CXR714120-304GB)
※ホームページに掲載した記事の移植です。
2023.3.13 作成
2025.3.6 修正