こんにちは
通販部、金時担当の金沢です
今回は、ショウガの歴史についてちょっと調べてみました
ショウガは、インドの南西部からインドネシア北東部が原産地で、
今から約2500年前には既に人による栽培が始められていました。
当初は生薬としての用途が主であったようです。
その後、世界に伝わり、その優れた薬効が人々に知られていきました。
古代ギリシャでは哲学者のピタゴラス(紀元前570年頃~紀元前496年頃)が
ショウガを消化剤や駆風剤[くふうざい](腸内のガスを排出する薬)として使用しており、
古代ローマでは食中毒などの解毒剤として活用されてました。
中国では紀元前500年頃に活躍した孔子が、毎日の食事の際にショウガを
必ず食べていました。そして漢方薬の約70%にショウガが基本成分として
加えられていて、明時代(中国大陸の歴代王朝のひとつ:1368~1644年)の
薬学の本には「ショウガは万病を防ぐ」と書かれています。
ショウガが日本に伝わったのは、ショウガの古名のひとつ「くれのはじかみ」から
推察すると中国の呉の国(222~280年)から渡来したと考えられ、
邪馬台国時代(原始時代)から栽培されていたと推測できます。
日本最古の医学書である『医心方』には
「平安貴族たちがショウガの薬効を認め、風邪薬として重宝していた」
と書かれています。
1347~1349年にヨーロッパのロンドンでは、ペスト(感染病)が猛威をふるい、
市民の3分の1が死亡しました。このとき、ショウガを食べていた上流階級の
人たちは比較的無事でした。このことを知った国王は、ロンドン市長に命じて
一般庶民にもショウガを食べさせるようにと生まれたのがジンジャーブレッドです。
以降も寒い冬の無病息災を願い、ショウガを使ったお菓子を食べる習慣が残っています。
クリスマスの頃、人型のジンジャークッキーをよく目にするのはこういう理由があったんですね
そしてショウガは、人類の歴史が始まってからずっと人々の健康を守り続けてくれています
この冬もかなり冷え込んできましたので、
「蒸し金時生姜+玄米・無臭ニンニク」を皆さまの健康維持のお供にぜひご利用くださいませ