GR meet 47 in 千葉 | PRYCE16写真日記

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このブログも今やすっかり凸凹凸凹ブログに?(笑)

47都道府県でのイベント開催を目指し、GRスタッフが全国行脚を行っている「GR meet 47」の千葉県編に参加した。超人気イベントであるにもかかわらず先着順で申し込みを受け付けていた為、いつも瞬殺。おかげで過去何度か参加仕損じてしまった。今回は抽選との事なので、目の色を変え電波時計とにらめっこをしながら申し込み開始を待つといった劇団四季のチケ取りのような事をする必要がなく、気楽に参加申し込みを行う事が出来た。芝居や野球のチケットを抽選にしてしまうと何処の席になるか判らない為利用した事はないが、参加出来るか出来ないかの抽選ならば問題がない。

 

 

会場に集合し、しばらくの説明のあった後、歩き始める。会館背後の坂を上った所にあった面白看板が目を引く。場所や状況を文字で説明する写真は芸術としてどうなのかと思いつつ面白いのでつい多用してしまう。スナップなので問題はないだろう。

 

 

成田山公園内龍智池に浮かぶ浮御堂。一同「東屋」と呼称していたが、お堂の一種なようだ。参加者内でも人気の高い被写体だった。

 

 

本日のボクの講評用提出写真その1。格式の高そうな木造店舗と、軽金属製の現代風な椅子の対比が面白かった。「普段待ち歩きスナップをやっているので、まったく同じようなつもりで撮った」と自己紹介した。都心の街歩きでオープンテラスがあった際にはよく写している。

 

 

同じく「名取亭」を坂の上の方から。猫使いのおじいさんがしきりに猫の名を呼んでいる。

 

 

いかにも廃業ムードの漂う大浦屋。荒廃している訳ではないのが救い。

 

 

猫使いに呼ばれ、全力ダッシュで足元を駆け抜ける猫をとっさに撮影。暗闇撮影用としてU3に記憶させていた1/30sec、F4のままだったので流石にブレブレだが、それでもタイミング的にはベスト位置。この瞬速性はGRならではのもの。スマホではロックを解除しているうちに通り抜けてしまう事だろう。

 

 

一瞬ぼーっとしていたら先生方を見失う。その後変な所に進もうとしたらスタッフさんに呼び戻される。あともう少しその場でじっとしていればよかった。その後新勝寺境内に入るも先生の姿は見えず。これは仁王門へ向けて下る階段。この擬宝珠もまた人気の被写体で、何名かが同様の構図(但し縦)を提出していた。

 

 

カラフルな絵馬。だがドアップにしてしまうと記述内容が読めてしまい、ヘタをしたら著作権法に抵触してしまいそうだったので…という訳ではないが、大写しもなんなので少し引いてみた。

 

 

本日の講評会提出用写真その2。その際「招き猫なら肖像権もなさそうなので…」とつい適当な事を言ってしまったが、正しくは「招き猫なら肖像権がぁ~と騒がれる事もなさそうなので…」というべきであった。塩澤先生の講義の聴講者としては恥ずかしい言い間違いだった。

 

 

流石は土曜日だけあって、ヒトが写らない写真を撮るのには難儀。多少粘ってみたものの、これが限界(←撮影者の体力と根気的に)だった。だが下校中の小学生が画面の端のまあまあ良い位置に収まったのは不幸中の幸いだった。

 

 

本日の講評会提出用写真その3。看板類が「好物」な事と、ヒトや車が写らない瞬間を狙ったが中央の中学生風の人々は動く気配がなかったのであきらめた旨を告げる。このどうという事のない写真から、塩澤先生は色々イイ所を見つけてくださった。たとえ後付けだろうがそうして自画自賛すると良いと教わった。

 

 

講評用写真の候補として6枚の中に残ったもののボツになったもの。出さなくて良かった。

 

 

おなじく候補にあがったものの、招き猫と被るという事でボツにしたもの。こうしてみるとボクの選定眼はまあまああるのかもしれない。普段の街歩き写真からSNS等に上げる際の取捨選択でかなり鍛えられたか?

 

 

当記事に境内の写真があまり採用されていなかったからという理由で選定。一見ヒトが写っていないようだが、遠くにチラホラ。

 

 

GRを使用して7年程が経過したが、この間自分の中では色々なブームがあった。最初はGRらしい派手でエグい発色のビビットに痺れたが、他のカメラ(一眼など)で撮ったものがあまりにも味気なく感じた為、やりすぎは禁物と悟った。ハイコントラスト白黒も劇的だが、流石にそれだけで撮るのは勇気がいる。なのでRAWで普通に撮っておいてカメラ内現像を行うと、別段普通の写真がどれもこれも「それらしく」なる事に喜んだが、これもやり過ぎると普通のものが物足りなくなってしまう。次のブームは、途中から追加された「ネガフイルム調」。これもしばらくは愛用していたがやはり飽き、現在は「ポジフイルム調」がお気に入りだ。PENTAXの「リバーサル」とはまた違った落ち着きある色合いが良い。

 

黒が黒くならない典型例となりそうな構図で、撮影時にちゃんと-1EVした所、リバーサルフィルムらしくなった。この提灯の底部には龍の彫刻が施されており、参加者の何名かが真下に潜り込んで撮影したものが提出されていた。

 

 

本日のゲスト、塩澤一洋さんによるスライド&トーク。講評会が15分押しで始まり、先生の熱い講評により1時間超過した為、用意された写真はものすごい勢いでめくられていった。

 

 

集合写真撮影。先程まで参加者や先生の写真が映されていた場所にA倉さんが恐々立ち、ワイコンのついたGRで撮影(21mm?)。そんな様子をカメラに向かって微笑みながら逆撮影。

 

 

続いても恒例のGRによる集合写真。GR1Vを含めた38台が勢ぞろい。日本で一番GR密度が高い場所だろう。赤リング(パチモンの)はボクのみ。INDUSTRIAのGRフィンガーストラップ を使用していたのもボクのみ。これだけの台数の中でオリジナリティーを出すことが出来たか?

 

 

懇親会準備の為、一旦会議室から追い出される参加者一同。講評会に提出されていた会館ロビーの古風な椅子。

 

 

スライド&トークの中で「ボケぬならブラしてみようホトトギス」として登場した、豆粒センサーのGRDでポートレートを撮る為のスペシャルテクニック。時間の関係で割愛されたその方法がロビーでの待ち時間中に先生から披露された。成る程ではあるものの普通はなかなか気づかない。しかも熟練を要す技だった。その技術を応用し、カメラではなく被写体を動かした所、一発目でも見事に流す事が出来た?!

 

 

塩澤先生による乾杯の音頭。THETAのセルフタイマー?基準なのでタイミングが掴めなかった。

 

 

参加者を前にポーズを決める塩澤先生。先生のお姿は自由に撮影し、自由ににSNS等で使用して良く、ご本人曰く「著作権フリー」の「フリー素材」との事。。世の中の人が皆こうだと、街中スナップも楽しくなるだろうに。

 

 

解散は予定より2時間遅くなり、直通バスもとっくの昔になくなった。イオンモールまで歩けばバスがあるらしいが、その倍位歩けば駅についてしまう。という事で真っ暗な中、歩きながらまた街撮り。
 

 

暗闇性能もまたGR3の魅力の一つ。水銀燈の緑被りの光に妙に懐かしさを感じる。大昔のカラー鉄道夜景写真がこのような色だった事に起因するのではないかと思っている。ホワイトバランスはあえて「太陽光」で撮っているが、それは普段写真でも(食事写真以外は)同様。いつかリバーサルフイルムを使用する時に備えての訓練というか、目を慣らしておく為である。

 

 

反面、ナトリウムランプのオレンジ色は、古い街並みに似合うという事で多用されているらしいが、どうも暑苦しく感じてあまり好きになれない。水銀灯と同様いずれなくなるようだ。街の明かりが白色LEDばかりになった時、このオレンジの光も懐かしく感じるのだろうか?
 

 

本日の撮影会中の歩行軌跡。大体6km位。これに駅から会館までも往復で歩いたので、成田での総歩行距離は10km位(及び最寄駅から自宅までの往復3kmも加わる)。別段疲労したという事はなかったが、しかし会場でも帰路でも家でもぐびぐび飲んだ為、翌日は激しい頭痛に襲われ、午前中一杯は使い物にならなかった。

 

 

そのGPS情報を写真に埋め込み、iPhone14内の地図で表示させてみると、やはり軌跡が表示された。作業にはパソコン及び「轍」というフリーソフトを使用した。本来ならGR3とスマホだけで出来る筈なのだが、電源を入れて40秒経たないと位置情報が得られないのでは使いものにならない。(重要事項な為再掲載)

 

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