数年振りのチケット購入によるてっぱく入館?! | PRYCE16写真日記

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このブログも今やすっかり凸凹凸凹ブログに?(笑)

10:09、下り貨物列車。残りわずか3両となってしまったEF65の貨物色のうちの、2060号機。突然やって来たもので構図も芸術性もあったものではないが、記録としては十分か。GR3。

 

 

やって来たのはココ。コロナの影響で年パスの発売が中止され、最後に年パスが切れて以来1年半振り位にもなろうか。

 

 

開館間もない頃、超広角ズームを持ってに訪れた時があった。狭(くはな)い館内に所狭しと並べられた実物車両を撮影するには広角レンズは必須と思っていたのだ。確かに画面内には収まるものの、当たり前だが酷く歪み、鑑賞に堪えないものとなった。なので今日はまさかの77mm縛りに挑戦してみた。

 

 

 

 

この誰もいない瞬間の為に5分位待った。逆に5分も待てばチャンスはやって来る。

 

 

いつもは歪んでしまう閉塞機が、ほぼパースのない状態で撮影出来た。但し、調子に乗ってガラスケース内の展示物を撮影した所、ガラスに反射した像が強く、悲惨な事になった(→PLフィルター?!)。

 

 

ポートレートに最適と言われるレンズだが、今のボクはこんな程度しか使用出来ない。

 

 

 

 

初期の座席予約用コンピューターの端末。これで一体どうやって予約を取るのだろうかと常日頃思っていたのだが、卓の中央にある穴。ココに置かれる入力用の装置が欠品しているのではないだろうか。

 

 

馴染み深い切符の自販機。国鉄の初乗り運賃が100円だったのは1979~1980年。意外と短い。その後あれよあれよと140円まで上がり、国鉄もなくなり、電車に乗らない暮らしとなった。

 

 

地元の駅でかろうじて見た光景。低額切符に限り自販機が設置された頃だった。

 

 

昼食。せっかくなので駅弁。どうせなので奮発してみた。それを183系だか189系の室内で。気分は列車旅。現役時代からなのか、ココへ来てからなのかは不明だが、シートピッチと窓の間隔が合っていない。

 

 

味気ない。まあ所詮弁当とはこんなものだ。ただこの弁当には発熱装置が組み込まれており、手に持てない程になるのがせめてもの救いだ。この発熱装置は、紐を引いた途端に激しい湯気を上げつづけ、身の危険すら感じる。よくこんな危険(そう)なモノを商品化出来たものである。

 

 

ものすごい上げ底。このサイズの弁当が食いたい。

 

 

懐かしの0系新幹線の車内。当たり前だがココでの飲食は厳禁。前回訪れた時にはコロナ過の真っただ中であり、客室内に入るのが禁止されていた。

 

 

ホワイトバランスは常に「晴天」に固定しているのだが、安物の蛍光灯を忠実に再現ている為か、今時珍しい見事な緑被りとなった為、オートホワイトバランスでカメラ内現像を、0系車内で行った。末期の旧型客車が近代化改修された際、青いシートに灰色のフレーム、ピンク色の内張を使用したのはこの0系がモデルになっているのだと思う(個人の感想です)。

 

 

以前は公園に設置され、がけ崩れで斜面から転落した事もあるC51。SLブーム前の引退な為、残存機は少ない(原型をとどめているのは僅か2両)。随分な出世である。しかしもうココからは2度と出れなくなってしまったのだから、果たしてどちらが幸せだったのか。弁当写真と新幹線写真以外では唯一43mmレンズを使用。

 

 

いよいよ館内の実物車両の77mmでの撮影に挑戦。

 

 

「ニーナ」ことEF66 27が終焉を迎える中、一足先に余生を送る11号機。カメラを縦にすれば77mmでもそれらしい写真が撮れる。

 

 

「ムーミン」ことEF55。前面の連結器が撤去され、フタがされている。「やりやがったな?!」とつい口に出してしまった。

 

 

「パック」ことEF58。蒸気発生器を積む為に長い車体に乗せ換えたという経緯がありながら、その後電暖化が行われている。電暖用のジャンパ栓や、内部のMGの様子を観察するのもマニアックな見方である。

 

 

まるで駅のホームから撮ったような感じのC57。背後の181系の処理にも多少考慮したつもり。

 

 

戦前の旧型電機独特なデッキ姿を、背後のC57へ最大限の配慮して撮影。ムーミンの背後は、この時代普通のデッキ姿。…当時はまだ当たり前のようにいたる所に転車台があった為なのだろうが、しかし転車台が電化されていたかどうかはまた別の問題だ。

 

 

JRでは死語となり、私鉄各社でも有料優等列車はなくなってしまった交直両用の急行型。

 

 

電化初期の通勤型電車。+用とー用の2本のトロリーポールを有する。

 

 

御存知1号機関車。機関車やえもんのモデル。A1バルカンファンドりー。そんな名前である事を比較的最近知った。

 

 

本日のお目当て。南先生のSL写真展(西日本編)、及びそれに付随した先生直々のトークショーだ。前回はオープンスペースで行われたのに対して、今回は「てっぱくシアター」を貸し切って(?)。先生のアニメ会社勤務時代の逸話等は既に語り尽くされてしまったのか、今回は展示作品、及び展示されなかった作品の解説が行われた。後半は作品の人気投票だったのだが、随分のんびりとしているなと思ったら、後半は明日との事だった。年パスがあれば…

 

 

15:42、トークショーが終わった直後、館の前を安中貨物が通り過ぎて行った。1枚前に撮った写真はまあまあなポジションだったものの露出が大オーバーに(館内モードになっていた)なってしまった。

 

 

16:21、大宮駅までダラダラ歩いたのでは間に合わないと思い、北大宮まで直で歩く。好天の為、機関車の前面は真っ黒に。流石に カメラ内現像では無理な為、帰宅後にパソコンで、「覆い焼き」を行い、0.15EV単位で明るさの補正を行い、当ブログ程度ではギリギリなんとかなったか?!

 

 

本日の立役者。PENTAX K-1と、FA77mmLimited(SMC版)。街歩きではスリリングな画角のこのレンズは、当然博物館内でもまったく気が抜けなったが、時間をかけてベスポジを見つける事が出来れば、形式写真に肉迫する歪みの少ない画像を得る事が出来た。やはりそういう余裕ある撮影が出来るよう、年パスの早々の復活を願う所だ。

 

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